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NURO光でポートを開放したり転送することは不可能に . . . IPv6アドレス対応およびMAP-E方式について

いつの世も時流に逆らうことは難しいようです。2015年の秋にNURO光を導入しましたが、導入時に設置された ZXHN F660T と2020年にセンドバック交換した ZXHN F660A では可能であったIPv4グローバルアドレスでのポートの開放・ポートの転送等が

先日センドバック交換した ZXHN F660P では不可能となったことについて、備忘録として、書き留めます。

ZXHN F660P もIPv4グローバルアドレスでのポートの開放や転送の機能は備えていますが、当該機能に関する設定画面は MAP-E 接続した途端に、全てグレーアウトされます。

本件についてサポート窓口へ問い合わせた大勢の方が回答をブログやSNSで紹介していらっしゃいますが、念のため、手元に届いた回答を下記に引用します。

「NURO 光」ではIPv4のアドレス枯渇対応として、従来の「デュアルスタック方式」(※ 脚注)から「MAP-E方式」に徐々にシフトしています。

MAP-E方式とは、IPv4 over IPv6トンネリング技術により、IPv6専用のアクセス網経由でIPv4インターネットへの接続を可能にする仕組みです。

MAP-E方式でのインターネット接続時に利用可能なIPv4グローバルアドレスは他ユーザと共有になりますが、ポート番号を区別することで、各ネットワーク通信の独自性を担保しています。MAP-E方式に対応したネットワーク機器はIPv6のアドレスのみを持ちますが、IPv6パケットの中にIPv4パケットを内包することでIPv4/IPv6それぞれの通信が可能となります。

MAP-E方式の場合、下記サービスは利用できなくなります。

特定のプロトコル(PPTP、SCTPなど)を利用するサービス
一部オンラインゲームなど、特定ポートを使用するサービス
IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス
そのほか、利用可能なポート番号やポート数に制限があるため、外部へサーバ公開をお考えの方はご利用できません。

「NURO 光」では、上記サービスのサポートは対応しておりません。また、個別の対応はできませんのでご了承ください。

詳細について下記をご参照ください。

https://www.nuro.jp/ipv6.html

デュアルスタック方式とは、IPv4とIPv6を両方利用するための技術です。本方式に対応したネットワーク機器はIPv4とIPv6のアドレスをそれぞれ持ち、両方のプロトコルを通信させることができます。

ソニー製の NSD-G1000T / NSD-G1000TS や NSD-G3000T を含め、近年登場したONU内蔵ルーターは全て該当しますので、ポートの開放やポートの転送が必須の方は(現時点ではMAP-E接続しない)旧型のONU内蔵ルーターと他社製の Wi-Fi アクセスポイント等を組み合わせて運用することをお勧めします。

(前略)

MAP-E方式の場合、下記サービスは利用できなくなります。

・特定のプロトコル(PPTP、SCTPなど)を利用するサービス
・一部オンラインゲームなど、特定ポートを使用するサービス
・IPv4グローバルアドレスを共有するネットワークでは利用できないサービス

そのほか、利用可能なポート番号やポート数に制限があるため、外部へサーバ公開をお考えの方はご利用できません。

「NURO 光」では、上記サービスのサポートは対応しておりません。また、個別の対応はできませんのでご了承ください。

「NURO 光」を新規でお申し込みの方や、ONU(光回線終端装置)の交換および接続復旧作業などの際に、MAP-E方式が適用される場合があります。

(後略)


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