※ 投稿から3ヶ月余り経ちましたが、10月12日に毎日新聞が「旧統一教会関連団体、トランプ氏出演に3億円 安倍氏「無償」なぜ?」と題した記事で本件について報じました。
銃撃事件の発生から明日で1年となりますが、その間ずっと泰山鳴動してきた割には、銃撃犯の他には鼠一匹退治されることはありませんでした。金の切れ目が縁の切れ目である現世では兵糧攻めが最も有効であると考えられますが、(清平では米びつが底をついていると伝えられていますが)、これに関連して、先週アメリカで報道されたニュースが目に留まりました。(この記事の後半に当該ニュース(Google 翻訳)と開示資料を引用しました。)
次の大統領候補に名乗りをあげた一人として、マイク・ペンス元副大統領が2023年6月28日に関係法令に従って提出し公表した資料には様々な講演で受け取った honorarium が記載されていますが、旧統一教会および友好団体の関連では、2022年2月にソウルで生出演(10分前後 × 2ステージ)した際の講演料(謝礼金)が55万ドル(約7,700万円)
2022年1月にビデオ出演(10分前後 × 1ステージ)した際の講演料(謝礼金)が11万ドル(約1,540万円)と記されています。
開示資料に記載されている金額は専属契約している代理店である Worldwide Speakers Group からマイク・ペンス元副大統領へ支払われた金額ですので、実際にUPFが支払った金額は1~3割高かったと思われます。
さらに、5月に更迭された尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)氏が講演料(謝礼金)を中抜きしながら私腹を肥やしていたという報道もあります。何れにしても、羨ましい限りです。
半世紀以上に渡り旧統一教会とその関連企業や友好団体が札束で頬っぺたを叩きながら世界中で大勢の客寄せパンダを買いそろえてきたことは以前の記事『奪われた真実(信者ではない政治家や宗教家や実業家を広告塔にする)旧統一教会の広報動画』でもふれましたが、現職の米国上院議員や下院議員を除いて開示義務等がないため、金額は不明でした。マイク・ペンス元副大統領が大統領選に出馬表明したお蔭で、断片的に相場が判明しました。
尚、55万ドルは拘束日数が長く(3日間)登壇回数の多い(10分前後 × 2ステージ)講演(ソウル)に対して支払われましたが、歴代の(副大統領ではなく)大統領の事例と比べてみると、旧統一教会やUPFが数十年前からずっと太っ腹であった(金に糸目をつけなかった)可能性もあります。
また、同じ開示資料に韓国で行われた講演があと二つ記載されていますが、2022年3月に Far East Broadcasting Company の講演(ソウル)に対して24万8千ドルが、2022年7月に The Chosun Ilbo(朝鮮日報)の講演(ソウル)に対して24万ドルがマイク・ペンス元副大統領に支払われています。
(Raw Story の記事はサンクチュアリ教会と世界平和統一家庭連合やUPFを混同しているので、ご注意ください。)
旧い機体に豪華な内装が施された自家用機(ボーイング757)で旅する裕福なドナルド・トランプ元大統領もビデオ出演する度にペンス副大統領と同じ(11万ドル)かそれ以上の講演料(謝礼金)を受け取った可能性はあります。祖父(岸信介元首相)や父(安倍晋太郎氏)の代から続く腐れ縁で引き受けてしまった安倍晋三元首相はロハ(せいぜい、御車代やパーティー券の購入代金程度)でビデオ出演されたかもしれませんが、旧統一教会やその友好団体がイベントを開催する度に、登壇する講演者への支払だけでも億円単位の出費が嵩んでいると推測されます。
昨年来(日本)国内で経済制裁(?)が続く中、清平は資金繰りに苦しんでいるようです。とはいえ、旧統一教会やその友好団体が(億万歳ではなく)バンザイするまで、まだ時間がかかりそうです。