昨日深夜・本日未明から(神日本大陸会長パン・サンイル(方相逸)氏の僕に過ぎない、 例えば、銃撃事件に繋がったと言われる安倍晋三元首相の(天宙平和連合が開催したイベントへの)ビデオ出演について事前に知らされていなかった)日本教会会長
が明日会見を開いて謝罪するとか、半世紀以上に渡って韓国本部へ献上した金額に比べれば極めて僅かな金額(100億円)を供託するとか、報道されています。
https://twitter.com/masaki_kito/status/1721208455837655278
日本国内で活動している旧統一教会の関連企業(営利企業)が半世紀以上に渡って(霊感商法等で荒稼ぎした分も含めて)韓国本部へ献上してきた金額を知る術はありませんが
この機会に、日本教会から韓国本部へ流れた金額についてふれた様々な報道に再度目を通してみました。
https://www.ucjp.org/archives/2927
コンプライアンス宣言(2009年3月25日)
教会員の献金奨励・勧誘活動及びビデオ受講施設等における教育活動等に対する指導について
https://www.ucjp.org/archives/729
昨年8月に週刊文春に掲載された(TBSの『報道特集』でも紹介された)教団の内部資料(2012年1月5日に全國責任者集會で明らかにした(された)年度別の特別獻金推移の報告書)によれば、旧統一教会の関連会社であった(有限会社)新世の社長や役員が逮捕され有罪判決を受けた(所謂コンプライアンス宣言が公表された)2009年から東日本大震災が発生した2011年にかけて、毎年200~300億円(2009年は230億円、2010年は255億円、2011年は295億円と毎年(かなり無理しながらも)順調に増加)のTD(サンクス・ドネーション、感謝献金)が国外へ送られたようです。
また、(山陽新幹線が博多まで開業し、故エリザベス女王が来日された)1975年から1980年代にかけて毎月20億円・毎年240億円が国外へ送られていたと40年近く前に文藝春秋で暴かれたことを書き添えます。
尚、教組が聖和(逝去)する前から、親子喧嘩・兄弟姉妹喧嘩の果てに息子さん達が追い出された(教団が大きく三つに分裂した)際に、特に米国内で多数の営利事業が失われた(息子さん達が持ち出した)にも関わらず、今日まで旧統一教会および友好団体の活動水準は維持されてきたようです。(この内部資料に記されていない)2012年以降も日本から韓国へ送られる金額は高い水準で推移したと推測されます。
注釈を付記して引用した図表のIN(入金)とOUT(出金)各々の合計は何故か微妙に異なっていますが、入金総額に占める tithe(十分の一献金)の比率が1割にも満たない(2009年は18億円、2010年は25億円、2011年は31億円)ことに目が留まります。
借金してでも献金ノルマを達成するよう義務付けている組織が宗教を騙るのは釈然としませんが、過去に行なった借入(の全部または一部)を返済した(2009年は145億円、2010年は132億円、2011年は105億円)地区・教区・教会があった一方、新たに借入を行なった(2009年は93億円、2010年は49億円、2011年は32億円)地区・教区・教会があったこともわかります。
尚、この図表は国内の地区別・教区別・教会別の入金と出金を集計したものです。OUT(出金)のTDは正確には地区・教区・教会から松濤本部へ上納された金額であり、その後、国外(韓国本部、他)へ送られたかどうかは定かではありません。
これらの金額が国内に保留されていれば、翌年以降、献金ノルマを少しは減じることもできたはずですし、また、旧統一教会が国内に保有する固定資産(土地・建物)が100億円余り(評価額)、流動資産(現金・預金・有価証券(?)等)が(せいぜい数)百億円単位しかないと報道されていることからも、これらの金額が国外へ送金された、あるいは、現金で持ち出された可能性は高そうです。
さて、収入のない少年や少女、専業主婦、年金生活者等を除き、就労している信者が収入(手取り金額)の(最低限)1/10 を地道に献金していたと仮定すれば、信者の収入(手取り金額)の合計は、例えば、2011年にはせいぜい310億円しかなかったと推測されます。それにもかかわらず、日本国内における(十分の一献金を除く)献金の総額は2011年には498億円に達していました。
草創期のように廃品回収を行なったり、もっともらしい看板を掲げて街頭や戸別訪問で募金を行う程度で集められる金額ではありません。霊感商法には依存しなかったとすれば、信者の収入の大半を寄付させる一方、信者の資産を片っ端から現金化したのかもしれません。
尚、以前の記事(複数)でもふれましたが、現在、日本国内に旧統一教会の信者は10万人弱(端数を切り上げて10万人、即ち、10万人未満)しかいないようです。
10万人という数字さえ疑うジャーナリストや学者もいらっしゃるようです。
また、分母が小さい分、一人当たりの献金額は大きくならざるをえないようです。(1万円 × 1万人 = 1億円、10万円 × 10万人 = 100億円)
万事について針小棒大に語る旧統一教会は(特に、右派の政治家や論客に対して)日本国内に56万人も信者がいるふりをしてきたようですが、実際には、市町村議会議員を当選させる程度の票数しかないことが、昨年来、何度か行なわれた記者会見で明らかになりました。
追記
宗教を騙る詐欺であることが法廷で明らかにされた(旧統一教会が、所謂、コンプライアンス宣言を公表するきっかけとなった)新世事件については、例えば、次の記事にまとめられています。お時間があれば、目を通してみてください。
また、(下記に引用した)記者会見における日本教会会長のコメントが中国政府のご機嫌を損ね、海産物の輸入禁止措置の解除が遅れることがあれば、より一層、反日と糾弾されるかもしれません。
中国も韓国も大嫌いな石原慎太郎元都知事・元衆議院議員・元参議院議員でさえ(お若い頃は)騙されてしまったようですが、ご存命であれば、昨年来の騒動をどのように一刀両断されたでしょうか。