全てのドライバーが短期間で新車に乗り換え続けると、まだまだ使える膨大な数の自動車が廃棄されることになります。自動車製造メーカー各社は心の底では歓迎していないかもしれませんが、長年に渡って大切に新車に乗り続けることや、新車ではなく中古車を選択することには、SDGsの観点からも意義があります。
とはいえ、中古車販売を営むビッグモーターが併設された自動車修理工場や鈑金塗装工場で手を染めた悪事の数々(故意に傷を拡大する、故意にタイヤをパンクさせる、必要のない部品交換を行う、中古部品で代用して新品部品の代金を請求する、他)には開いた口が塞がりません。中古部品の再利用については「もったいない」という含みがあったかもしれませんが、故意に傷をつけたりパンクさせたりしたことは言語道断です。
世の中にはケチなお金持ちも少なくないようですが、ものを大切に使うことは昔から推奨されてきました。住居が狭小で大きな物置きもガレージもない日本では、昨今、断捨離ばかり流行していますが、お時間があれば、古典に目を通してみてはいかがでしょう。