belief(統一教会に入信した実母を描いたドキュメンタリーフィルム)土居哲真監督(2007年)
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故ジャニー喜多川社長や故文鮮明教祖を批判しても永田町や霞ヶ関から干渉されることはないからかもしれませんが、このところNHKの番組は見応えがあります。
ジャニーズ事務所についても、旧統一教会についても、好敵手であるBBCに後れを取ったことを猛省した結果かもしれませんが、受信料を払い続ける価値はありそうです。
9月23日に放送された『危険なささやき』(formerly known as『悪魔のささやき』)を制作したスタッフも肝が据わっているようです。(次の国政選挙では、旧統一教会は旧NHK党を支持するでしょうか。)
放送に先立って、旧統一教会は『NHKに対し、同番組の放送を中止するとともに、当法人の名誉を棄損したことに対し、謝罪することを強く要求』したそうですが、番組は予定通り放送されました。
事の起こりが60~70年も前に遡る昭和の亡霊のうち、ジャニー喜多川氏の罪状が時空を超えて裁かれつつあるいま、旧統一教会についても近日中に進展はあるでしょうか。
さて、銃撃事件後に突然日本全体が思い出す以前にも、旧統一教会の問題に向き合った(多数の弁護士さん達に加えて)文化人はいらっしゃったようです。一例として、土居哲真監督の映画 belief(2007年)をお薦めします。(DVDは販売されていますが、昨年から再上映が続いているので、動画配信サイト等では公開されていないようです。)お時間があれば...
1時間ほどの尺の映画を観終わって、信心深いことや折にふれて宗教に頼ることは決してわるいことではありませんが、何百年も何千年も風雪に耐えた宗教ではなく、近代化されたシャーマニズムを信じたばかりに身ぐるみ剝がされることのないよう、各国政府は施策を講じる必要があると思いました。