トランプ元大統領銃撃事件-発射された銃弾は8発(容疑者)+1発(狙撃手)-最初の銃声から6秒後に容疑者は狙撃され死亡
銃撃事件の発生直後から、マスメディア各社が撮影した映像やSNSに投稿された動画に記録された(銃口から発生する)銃声と(銃弾が音速を超える際に発生する)衝撃波(ソニックブーム)が解析され、トーマス・クルックス容疑者の銃から先ず3発、続いて5発が発射されたとインターネット上で囁かれていましたが、容疑者に向けて狙撃手が撃った銃弾の数も公表されておらず、不確実な情報でした。
その後、容疑者の遺体の周りに薬莢が8個転がっていた等とペンシルベニア州の警察トップやFBI長官が発言・証言した結果、トーマス・クルックス容疑者が銃撃を開始してから死亡するまで、6秒足らずの間に撃たれた銃弾の数は、容疑者が8発、狙撃手が1発であることがわかりました。
容疑者が使用した銃は改造(疑似オートマチック化)されていないようですが、短い間隔で発射された終りの5発に比べて長い間隔で発射された始めの3発のうち、1発目がトランプ元大統領の右耳に当たったようです。
演壇の後方にある二つの建物の屋根の上に狙撃手が2名づつ配置されていましたが、北側の建物の屋根からは樹木が邪魔して容疑者の姿を見通すことができなかったため、南側の建物の屋根に配置されていた狙撃手が1発で容疑者を射殺したそうです。
尚、一連の騒動でシークレット・サービスのトップが引責辞任しましたが、夥しい数の銃火器が国中に偏在し潜在的な脅威の度合いが桁違いに大きいとはいえ、故安倍晋三元首相の銃撃事件や岸田文雄首相の銃撃事件を振り返れば、アメリカの要人警護体制は量も質も充実しているようです。