教団 ナンバーツー 尹鍈鎬(ユン・ヨンホ)氏の失脚(更迭)から1ヶ月(旧統一教会)
以前の記事『【続】文(韓)一族の骨肉の争い(王子の乱・宦官の乱)』で旧統一教会の歴代ナンバーツーについてふれましたが
教祖の娘さんが息子さんに嫁ぎ、娘さんが教祖の息子さんに(死後)嫁ぎ、教祖の隠し子の養育を託されるほど信任の厚かった朴普煕(パク・ポヒ)氏は例外として、古今東西、同族オーナー企業の雇われ社長は、会社を乗っ取りでもしない限り、最後は切り捨てられる運命にあります。
直近のフライデー(2023年6月16日・23日号)でも報道された通り、つい最近まで(李信惠(イ・シネ)夫人と共に)我が世の春を謳歌していた尹煐鎬(ユン・ヨンホ)氏(世界宣教本部・本部長)が、5月初めに清平で行われた一連のイベントの直後に、突然、失脚した(更迭された)そうです。
尚、(参加者の大半は直属の部下であったようですが)5月26日に天正宮博物館でこじんまりとした送別会(離任式)が開かれたそうですので、夫婦そろって懐に入れた公金の返済を迫られたり、北朝鮮のように命までとられることはなかったようです。
実業界に転じたり、宗教界で自身の分派や教団を立ち上げるのに必要とされる以上の蓄財はありそうですが、高齢な総裁の足元がふらつくようなことがあれば、教団での復権を狙うかもしれません。
尚、2013年1月から5年間、教団の資金源である日本のトップ(全国祝福家庭総連合会総会長)を務めた宋龍天(ソン・ヨンチョン)氏が世界会長に就任したそうですが、今回のクーデターには2008年に没した教祖と総裁の長男・文孝進(ムン・ヒョジン)氏の(二人目の)夫人である崔姸娥(チェ・ヨナ)氏(総裁第一秘書室長)や鄭元周(チョン・ウォンジュ)氏(総裁第二秘書室長)の他、大勢が関わっているようですので、次のナンバーツーの座は流動的です。
教祖が逝去(聖和)した後、神さまの独り娘(独生女・トクセンニョ)(救世主?)として神格化を進め最高指導者としての地歩を固めた韓鶴子総裁ですが、追放された息子さん達も巻き込んで、教団の名称(世界平和統一家庭連合)には相応しくない母子・兄弟姉妹の抗争が再燃するかもしれません。
原文(Hak Ja Han’s NEW / ANCIENT Principle of Creation)
Google 翻訳(韓鶴子総裁の新 / 旧 創造原理)