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SwitchBot Relay Switch 1(Power Measurement 機能なし・DC12Vで駆動可能)をDC12Vで試してみました(スイッチボット リレースイッチ 1)

※ 後日、AC100Vでも駆動してみました。


SwitchBot 社(卧安科技(深圳)有限公司)製の様々な温湿度計を愛用する一方

Hub を経由して赤外線リモコンで操作することができない機器をボット(スイッチボット)で操作してきましたが

https://www.kickstarter.com/projects/switchbot/switch-bot-the-worlds-smallest-remote-robot

玄関や居間や寝室の壁面スイッチに直付けしても、(個人の3Dプリンタ作品をはじめ)サードパーティー製のマウンター等を利用して取り付けても、見た目はいまひとつでした。忘れた頃に電池(CR2×1個)を交換する手間もありました。

フィジカル・スイッチではなく、例えば、Shenzhen Sonoff Technologies 社(深圳松诺技术有限公司)の製品

のようなソフトウェア・スイッチの登場を期待していましたが、ブルガリアから欧米他へ羽ばたいた Shelly Group 社(旧 Allterco 社)のリレースイッチ製品


37 mm x 42 mm x 16 mm、27 g
29 mm x 34 mm x 16 mm、18 g
37 mm x 42 mm x 16 mm、26 g
29 mm x 34 mm x 16 mm、19 g

と外観がよく似たリレースイッチ製品・2機種が、昨年末に、SwitchBot 社(卧安科技(深圳)有限公司)から発売されました。

(※ Shelly Group 社の製品にはソフィア(ブルガリア)の Shelly Europe Ltd. 製と印字されていますが、部品の仕入先や深圳界隈の下請工場は SwitchBot 社とご近所なのかもしれません。Power Measurement 機能付の製品の名称にPMとつけたのは Shelly Group 社が先です。)




42 mm x 36 mm x 16 mm、27 g

42 mm x 36 mm x 16 mm、27 g

2機種のうち、PM(Power Measurement)機能のない製品(SwitchBot Relay 1)が手元に届いたので、(DC12Vの電球を繋いで)DC12Vで駆動してみました。AC100Vで試したいのは山々ですが、技適マークもPSEマークも付いていないので、自制しました。

AC100VやDC24~48Vでリレースイッチを駆動する場合は下記のような配線となりますが

DC12Vでリレースイッチを駆動する場合は下記のような配線となります。

何れの場合も、既存のスイッチ(天井の照明を点灯・消灯するスイッチ等)を SwitchBot 社のリレースイッチに接続しておけば(SwitchBot アプリを使用することなく)既存のスイッチで負荷(電圧・電流の上限はAC240V・16AまたはDC30V・10A)を操作することができます。

42 mm x 36 mm x 16 mm、27 g
Manufacturer: Woan Technology (Shenzhen) Co., Ltd.(卧安科技(深圳)有限公司)
Designed by SwitchBot   Made in China
1. Load output termlnal
2. Load circuit input terminal

3. Switch terminal

4. DC positive 12 V terminal
5. Live (100-240 V) terminals / 7. DC ground terminals
6. Neutral terminal / 8. DC positive (24-48 V) terminal

9. Button
10. LED Indicator Light

ワニ口クリップを多用した拙い(汚い)配線ですが、下記の写真では一つの電池ボックス(単三乾電池を8本内蔵)からリレースイッチおよび負荷(DC12Vの電球)へ給電しています。(尚、リレースイッチをAC100Vで駆動し、AC100Vの負荷に接続する場合は、リレースイッチのDC12Vにネジ止めした銅線を右端のN(ニュートラル / コールド)にネジ止めすることになります。)

アプリでオフ

アプリでオン

(物理的な)スイッチでオン

リレースイッチとの通信は無線LANおよび Bluetooth で行われます。

新築時に設置する・既存のスイッチと交換する製品には、国内では、例えば、アドバンスシリーズ・リンクプラス(パナソニック社製)がありますが、こちらの製品との通信は Bluetooth で行われます。

技適マークとPSEマークがつけば多数の宅内の壁面スイッチに取り付けたいと思いますが、速結端子

に慣れ親しんでいる日本ではネジ止め端子に眉をひそめる電気屋さんが多いかもしれません。





Sofia / Munich, 20 June 2023 – The Extraordinary General Meeting of Allterco JSCo (ticker A4L / ISIN: BG1100003166) (“Allterco”), a provider ofPOST and smart home products based in Sofia, Bulgaria, yesterday adopted the proposal of the Board of Directors to change the name of the company to Shelly Group Plc. All resolutions proposed under the agenda items received high approval at the Extraordinary General Meeting. The voting participation at the Extraordinary General Meeting was 77.27%.

The new company name, Shelly Group Plc, reflects the leading market position of Shelly products and will also serve to unify the brand identity across the Group. The change of name also highlights the evolution of the Group’s business model in its corporate identity. Originally founded in 2003 as a company focused on telecommunications and mobile innovation, the establishment of the company’s IoT unit 10 years later laid the foundation for today’s Shelly brand. In 2015, the company was completely restructured to focus on IoT. The international success of the IoT products eventually led to the strategic decision to sell the telecommunication activities in 2019.


付記

使用されている中国製の部品が原因かもしれませんが、他社製品では発火事故の報告もあります。回路毎ではなくスイッチ毎にブレーカーを備える必要があるかもしれません。

https://www.reddit.com/r/homeassistant/comments/18vysvn/shelly_1pm_caught_fire_any_reliable_replacements/


追記

SwitchBot Plug(生産終了)と SwitchBot Plug Mini は、内蔵されているDC電源部分の(中国製の安かろう悪かろう)コンデンサーがよく壊れます。その結果、不動作品を分解した写真や動画がインターネット上に多数掲載されています。

SwitchBot Plug の場合、コイル・リレーが半田付されたDC電源基板、無線回路を含むIoT基板(小さなドーターボード)、AC出力をオン・オフする物理スイッチの3つで構成されています。リレースイッチの内部も(物理スイッチを除く)同様の部品で組み立てられていると推測されます。

SwitchBot Plug Mini の場合、コイル・リレーが半田付されたDC電源基板、無線回路を含むIoT基板(小さなドーターボード)の2つで構成されており、AC出力をオン・オフする物理スイッチはDC電源基板に直付けされています。リレースイッチの内部も(物理スイッチを除く)同様の部品で組み立てられていると推測されます。

http://qlrelay.com/ProductDetail/9227372.html



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