すべてのクエスチョンには「an」がある
どこかで見たことあるようなタイトルですが、ゲール語で疑問形の文を作る時、必ず「an」が使われます。
疑問形 「an」 の特徴
全ての疑問形の文に使われる。
基本的に文頭にくる。
copula(=is) を疑問形にする時は、動詞は消えて「an」のみになる。
動詞によって、an → am もしくは an → a に変化する。
こう特徴を並べてみると、「cha」とあまり変わらない気がしますね。動詞によって変化するとあるけれども、これはおいおい覚えていけばいいとして、とにかく文頭に付ければいいというのは、本当にシンプルで覚えやすくてありがたい!英語の疑問形も do, does , did等、文頭に持ってくるから、イメージが湧きやすいのではないでしょうか。
ちなみに、基本的にと書いたのは、5W1Hの時は文頭ではないからです。これも英語と同じですね。
An e càr a th' ann? / Is it a car?
それは車ですか?
復習:'S e cár a th' ann. / Chan e càr a th' ann.An e leabhar a th' ann? / Is it a book?
それは本ですか?
復習:'S e leabhar a th' ann. / Chan e leabhar a th' ann.An e taigh a th' ann? / Is it a house?
それは家ですか?
復習:'S e taigh a th' ann. / Chan e taigh a th' ann.
「それは家ですか?」って聞かれると、なんだか煽られてるような気がするのは性格が悪いからなのかもしれない・・・いや、お城と間違われるぐらい立派な建物に住んでるからということにしておこう。
疑問形「an」の読み方、これいつも疑問なんだけど(疑問形なだけにというギャグではない)、例文の 「An e~」だと「アニェ」でいいと思うけど「エニェ」って聞こえることもあるんだよね。これは読んでる人が違うから=地域によって違うからということなのかな?ちょっと気になってはいるんだけど、どうなんだろうか?ググって調べればいいだけなんだろうけど、地域差ってことにしておいた方が、なんだかロマンがある気がする。歴史的なことになるのであまり詳しくは触れないけども、ゲール語っていっとき使われなくなった地域があったのもあり、地域での差(日本語で言う方言的な)が少なくなったようなことを、何かで読んだんだよね。そんな中でも脈々と伝わってきたと思うと、感じるものがあるなと。こういうところで、学習のモチベが保たれるのです。
それでは今日はここまで!
Mar sin leibh, an-dràsta!