飯山陽さんと日本保守党の亀裂について

 いやー、凄かったね、昨日は。
 日本保守党の記者会見、仕事中だったのでLIVEでは見れず、Xで候補者の名前を知り「ああこりゃ生で見たかったな」と思いながら終業時間近くになると、飯山さんがYOUTUBEで日本保守党のことをしゃべると。

 多分ここ1か月か2か月くらい?飯山さんは日本保守党のことに一切触れなくなっていました。
 あの東京15区補選、日本保守党を支持している人なら誰しもが心に刻まれているであろうあの15区補選からしばらく、つばさの党の妨害も含め、「初陣」として重要だった戦い。

 もちろん冷静に、客観的に考えると「あくまで補選」。
 今後の政局に重要な影響を与えるものではないのだが、日本保守党の現状を知る上でも重要な試金石となる戦いで、自民・公明が出ていないとはいえ、10%以上の得票率を得た。

 まず、この得票率について。
 その貢献度について。

 飯山さん本人と日本保守党執行部の間で、少し感覚が違うのではないかと思う。特に百田代表と飯山さんの間で。

 ま、実際はいろいろな要因があるんだと思うが、①知名度 ②顔 ③所属 ④政策 という感じだと思う。

 ①の知名度は、はっきりいってまだまだテレビだ。テレビの影響力はまだまだ大きくて、ネットの10倍はあると思う。
 演説、聞かないでしょ?聞きに行く人は、元から支持者だと思う。
 選挙運動とか、する前からある程度勝負は決まっていると思う。

 飯山さんはめっちゃくちゃ頑張っていた。身も心も擦り減らし、限界を超えて戦った。
 しかし作家・百田尚樹は俯瞰で見る。
 「これで投票につながるんだろうか?」と。

 YOUTUBEとかXっていうのは、日本列島の中の小さな島なんだと思う。
 だって、物凄く界隈で分かれているから。
 だから影響力は凄く限定的。界隈にしか、伝わらないんだよね。

 6つしかチャンネルのないテレビは、こうはならない。そしてテレビはまさに「核兵器に勝る武器」。6つの局が同じ論調でニュースを出せば、国民を同じように先導、洗脳できる。

 ・・・何の話や?w

 ああ、そうそう。亀裂。
 まあ飯山さんと日本保守党というよりも、飯山さんと百田さんの亀裂なんだろうけどね。
 
 飯山さんの昨日のYOUTUBELIVEに関してね、「あんなLIVEすべきじゃなかった」とか言うつもりはさらさらないし、そんなことは思わない。逆に、ある時から一切言及しなくなって、このところはずっと高市さんの応援ばかりしていたので、はっきりして良かったと思う。

 あ、やっぱり百田さんと喧嘩して決裂してたんや、って。

 けど、飯山さんが保守党執行部に対して不満があるのと同じように、執行部側にも飯山さんに対して言いたいことはあるんだと思うよ。けど、一緒に戦った仲間だし、選挙後一貫して、感謝しか言っていないよね。もちろん表情を見れば、「いろいろ呑み込んでます・・」というのは伝わってくるのだが。

 で、有本さんの昨日のポスト

 全くの曲解。15区補選の結果が出た夜、飯山さんから「もう選挙はこりごり。私はこれでオシマイです」との言葉があり、数日後に診断書と共に支部長を辞める旨の意思を聞きました。飯山さんのご尽力に深く感謝すればこそ2度の意思表明を重く受け止めました。政治活動は過酷で自己犠牲が伴うからです。

 これに尽きるね。
 俺はこれを見て心が落ち着いた。

 飯山さんはね、結構プライドは高いと思う。そしてあまりにも特殊な経験「初めての選挙+とてつもない妨害」をした。PTSDにもなり、「あれは一体なんだったのだ?」という気持ちになってもおかしくない。
 ただ、自己犠牲を払ったのは飯山さんだけではないんだよね。だから保守党陣営の気持ちもわかる。
 
 が、あえて言おう。飯山さんは昨日のYOUTUBEで言いたいことを言って良かったんだよ。めっちゃくちゃ傷ついて、引きずりまくっている。んじゃないかな?多分。

 だからこそ、外野としては、「また共に歩む道を」と夢見てしまうのだけどね。
 だが、無理や。
 無理ということだけはわかった。

 飯山さんが保守党のアンチ化するか?ということについてだが、これは表立ってはしないと思う。が、ステルス的にはアンチ化するだろう。もう、完全に恨んでいる。う・ら・み・ま・す状態。
 
 まあ難しいよね。スルーするしかないもんね、保守党に関して。ちょっとでも悪く言おうものならアンチの格好の餌だし。支持者には「闇クマ化だ!」とか言われるだろうし。

 けど、コメントでは必ず書かれるだろう、政治系の発信を続ける限り。
まあそれはお互いにそうかもしれない。

 そう、人は仲間同士の亀裂に物語を感じてしまうから。 

 日本保守党が5年後、10年後どういう存在になっているかは神のみぞ知る。
 もしも今後順当に議席を伸ばし、10、30、50と議席を数えるような政党に成長すれば、間違えなく「東京第15区補選と飯山陽」に関して1章割かれるだろう。

 だ、だい10章くらいで仲直りしてるといいな・・。

 と、淡い願望を書いて終幕。

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