【文系大学生の蒐集する郷土玩具①】奈良のお守り犬
もう年末ですね。朝夕の寒さがとってもエモい時期です。エモ色の空とかほざいて今日も過ごしています。どうも生ハムレモンです。今日はこの夏に行った奈良にて見つけた郷土玩具についてのお話です。では早速。
お守り犬という郷土玩具です。法華寺さんで見ることができます。真上を向いた顔が何とも愛らしいっ!あと、首周りの赤いマフラー笑。お守り犬はその名前の通りお守りであり、でも普通のものと違ってずっと身近において置ける、いわば守り神です。意外と重量感があって、多分お守り犬は生きています...。大切にします。
お守り犬の起源は奈良時代に遡ります。法華寺にて護摩供養を行っていた光明皇后は、祈願時に出た灰を使って自らの手でお守り犬を作りました。出来上がったお守り犬は悪病災難除け・安産育児のお守りとして民衆に配られることになったとか。以来今日でも法華寺の尼僧の方々によってお守り犬は手作りされているそうです。
クラシックみたいな音楽とかもそうだけど、先人が残したものが様々な人を介して今に生きてるっていうのは非常にエモいですよね。というか僕らの身近にあるピアノでもお箸でもお皿でも、名もなき始祖が沢山いて、進化して今日に至ってる。もっと言うと僕ら人間も同じで進化を繰り返して今日も生きてる。ネズミーランドに行かなくたって、名誉がなくたって、お金がなくたって(あった方がいい...)、その状況に関わらずこの世界にいる限りにおいては、皆等しくこうしたエモさと交わっている。そう考えたらちょっとしたことで怒ったり悲しんだりする自分がちっっっっぽけに見えますね。
さて話を戻します。お守り犬は2種類のサイズがあるらしく、写真のは大きい方です。この時最寄駅から歩いたのですが結構遠かった。というか暑かった...。ので法華寺に行かれる際はバスをお勧めします。
このときは人生で2回目の奈良(1回目は修学旅行でほぼ素通り)でして、1人ということもあって適当に歩きました。ほんで法華寺から若草山っていう山が見えたので登ってみることに。これが意外ときつい。コース自体は30分ぐらいだったけど傾斜が急!まあなんとか頂上につきまして、帰りの新幹線も取ってなかったので、夕焼けを取ることに(ファ?!)。頂上で日が沈むのを2時間待ちました。その間、これからのこととか考えつつ、たまに寄ってくる鹿の皆さんに警戒していました。そして最終的に撮れたのがこちら!
ファームウェイのスマホカメラです。やばない?!帰りは暗すぎて山道めっちゃ怖かったです。最近イノシシが出ましたなんて看板もあったので...。まあそんなこんなで楽しい関西旅行でした。ではなくてお守り犬についてでした汗。よかったら皆さんも行ってみてください。
ではでは。
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