舞台「Q: A Night at the Kabuki」を観てきたんだな
昨今、最もチケットが取れないんじゃなかろうかと言うぐらいチケットがハズレまくったNODA MAP。2年前の初演すら見てないし…。ちっちっち!何やってるんだ、自分!
やっと追加チケットが取れて、台風が東京にも上陸してるのかって言う大雨の中、池袋までやって参りました。
ずぶ濡れで風邪を引くのをどうにか逃れるため(いや、明日熱が出るかもしれん)、UNIQLOでワンピースを買い、既に疲労困憊気味です。
その上、取れているのが追加チケット。苦手なハイチェア。
どうなるのか、今日の観劇!
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やはり疲れました。
いつもながらのセリフの多さ。
ハイチェア。
15分の休憩挟んでの2時間45分。
しかしながらの
それらを超える感動!
面白かった。
簡単に言うならロミジュリ野田版。
でも、それで終わるわけがないのが、最初のシーンでわかる。
竹中直人さんを始めとした役名に名前のある役者と役名のない役者のアンサンブルによるシーン。
NODA MAPはワークショップもあって、こうしたアンサンブルを大切にしているけれど、この作品では特にアンサンブルの素晴らしさが際立っていた。
これぞ演劇!舞台!TVドラマでも映画でもない演技の世界。
今回もストーリーのテーマのひとつは反戦。
そして、名もなき人々の死。
ロミジュリの原作の有名なセリフ。
この家名を捨てて、名前を捨ててってのがキーワードになってるんだけれど。
名前を捨てることによって、名前がなくなっちゃうわけ。
本来は、名前なんて関係ない、あなたはあなたって事だったんだけれどね。
そこを名前がなくなっちゃったから起こる悲劇へと展開させちゃう野田マジック!野田秀樹戯曲の面白さ!
今、ウクライナでも起きている事でも言える、
戦争によって起こる名もなき人々の死。
最後のシーン。若いロミジュリ= 広瀬すずさん+志尊淳さんから、もう一つのロミジュリ= 松たか子さん+上川隆也さんへと移りつつ抱き合う一連の流れ。
名もなき人々を待ち続ける家族や恋人。戦争が終わらない限り会えない現実。
一連の流れにはそうした思いが込められているようで、涙が止まらない。
それにしても、この作品ではクイーンの名曲が最初から最後までかかるかかる。クイーン好きとしてはたまらなかったんですが、クイーンを知らない人はどうだったんでしょうか?ちょっと気になった。
この後、国内は大阪、その後はロンドンと台北って。コロナじゃなければ台北に飛んで行きた〜い。