Day1455興味が深まるほど必要な論文が選別できる
ちょうど2年前に自分が調べようと思っていた分野別または研究者別検索リストを最近になって開いてGoogle Scholarでやたら検索をかけていて気付いたが、自分の研究にけっこう関係ない研究者やキーワードを2年前は調べようとしていたことに気づいた。また、Google Scholarで検索しながら論文タイトルをみるだけでも、だいぶ必要な論文とそうでない論文を選別できるようになった。おそらく自分の意図として、関係無さそうな分野というか用語においても使える論文が無いか、可能性の限り調べ尽くそうとしていたのかもしれないが、今ではそこまで無理に異分野を探そうともせず、あまりにも王道というか教科書読んだら出てきそうな論文に惹かれる頻度はだいぶ減った。中途半端に異なる分野に進んでもあまり面白い知見にふれることができないが、結構離れているけど対象にしているものが同じであったり、異なる視点から切り込んでいる研究分野の研究者の論文が一番面白かったりするのである。また自分の場合は、本を少しずつ書き始めてから「こんな論文・研究が世の中にあったらいいなあ」「こんなレビューを書きたいなあ」という視点を持って検索に取り書かれるので、ある意味効率の良い検索ができるようになった気もしている。おそらく博士3年間は手探り状態が続くだろうが、ある程度本の骨組みを書き終えてから、またニッチな分野に気づいてそこからコツコツ検索をかけていくことになるだろう。つまり、本の執筆が進むにつれて検索時間が短くなる一方で、自分の専門からより離れた一般書を読む機会が増えていくのではないかと予想している。