Day1507質問項目の順番
「〇〇を想定して〇〇について答えてください」と聞いた後に、「〇〇について答えてください」と単品で質問をすると、おそらく前の回答で想像した光景や文脈をもとに後者の質問に答える回答者がいるかもしれない。また、前者と後者の質問を逆転させれば、より一般的で文脈にとらわれない〇〇について質問をしてから、では今度は具体的にこの場面での〇〇について質問をすることができる。という風に、やたらめったら回答者に回答を求めればいいわけではなく、細かい文言(言い回し)や順番、語彙や表現の簡略化、質問の仕方などがいかに質問紙において重要かを最近学んでいる。繰り返し心理学研究の本を読んでいるが、実際に研究計画書を作成している段階で読むとまた新しい気づきが得られ、計画書の内容に直結してくるのである。おそらく研究に慣れてくるまたはとにかく質問紙を配ってデータを取ろうと躍起になってしまうほど、細かい気配りをする余裕がどんどんなくなってしまうのであろう。が、自分はそうならないように、研究の経験を重ねていくたびに必ず基本(研究法などの読書)に戻るなど、準備段階に力を入れていきたい。