Day1460自律的な学習態度を育む
10月から3月まで、ちょうど半年間ある。博士課程に入るまでにできる限りのことを終わらせておくつもりで毎日作業に取り掛かっているが、この6ヶ月間において外部から締め切り等を課されるのは院試や入学手続きであり、それ以外は基本的に自分で勝手に期限を設けて取り組むことが求められる。博士課程に入れば、修士課程よりももっと時間に余裕ができるので、より自律的な学習態度、研究に対する意欲が必要になってくる。その自律的な態度に欠かせないと思うのが、できるだけ具体的な目標設定やその道のりを明らかにしておくということである。自分の場合は、6年後に1冊の本を出版するという目標のために、論文や学会発表をどれだけこなし、またはいつどこで誰を対象に研究を行うのかといったことを徐々に具体化している。また、その6年間で別にやらなくてもいいことを除外することも重視している。もし自分が博士課程を終えた後にどうありたいかという自己像みたいなものが無かったら、きっと私は自律的に勝手に期限を設けたりすることなどできず、ただただ指導教員や周囲の学生のアドバイスを元にやるべきことだけにとりかかっていたかもしれない。またその先のポスドクなんて、完全に野放しにされた状態でいかに研究を意欲的に進められるかが重要になってくるので、この半年間でやるべきことの取捨選択能力と自律的な姿勢を育んでおきたい。