Day1456所持品とアイデンティティ
学部生くらいまで今まで自分が使っていた参考書や本を溜め込む癖や、義務教育時代の思い出の品々をクローゼットの奥底に大切にしまっていたが、ここ最近になってそれらの半分以上処分したり売りに出すことができるようになった。さすがに卒業証書や思い出の詰まったスパイクなどは取っておいてあるが、10年後も実家にとっといておくかどうかはまだわからない。自分が本を書くようになったら家にある本をどんどん手放していくだろうし、英語学習に対する興味を完全に失ったら英検とかの合格証明書も捨ててしまうかもしれない。また数年以内に個人的に陸上を再開したら昔のスパイクも処分してしまうかもしれない。現段階において捨てたくないと思っているものがいずれ捨てられるようになったときというのは、おそらくその思い出や充実度が更新されているときであり、自分のアイデンティティの所在をその品物に求めなくなったことを示すのかもしれない。成長し続けるまたは何かしら新しいことに挑戦し続ければ、実家のクローゼットや倉庫の中身は新陳代謝を繰り返していくのであろう(笑)。実家に帰省するたびにどれだけ多くのものを捨てられるかで、その年の成長度を測るようにしたい(笑)。