ライトライン開業の裏でJRバス再編前の最後のルートを行く
宇都宮芳賀ライトレール(ライトライン)開業日の2023年8月26日、宇都宮、芳賀エリアを結ぶJRバス関東・宇都宮支店のバス路線が大幅再編前の最後の運用が行われました。
宇都宮から市貝町の道の駅へ
同日朝、東武伊勢崎線久喜経由宇都宮線で午前7時半前に宇都宮入り。すでに宇都宮線駅東口ではライトライン開業に関連したスタッフの集合や8時から配布される整理券、グッズを求める長蛇の列。
そんな中、早速再編で大幅に本数が減る宇都宮駅発着のJRバスに乗車していきます。まずはライトラインと反対の西側を7:59発で作新学院前まで。宇都宮駅を数名乗せて出発、途中で乗車もありましたが終点作新学院前まで乗車したのは私だけでした。
作新学院前で乗客を降ろしたバスは路地に入って、かつての終点である旧宇都宮支店の前を回って消えていきました。折り返しのバスがどうしているのか、私はこの時点で知らなかったのですが、作新学院高校向かいの神社を散策していたら、すぐに分かりました。
神社の敷地にある駐車場の一角にバス待機スペースが。宇都宮支店の車庫閉鎖後は、こんなところで待機していたんですね。果たして減便後の今はここを活用しているのでしょうか。
さて、バス旅はここからが本番。8:40発のベルモール前・柳田車庫・道の駅サシバの里いちかい・道の駅もてぎ南・茂木駅経由モビリティリゾートもてぎ行きに乗車します。このバスは、土日ダイヤに一往復だけ設定されていたモビリティリゾートもてぎ発着の下り便であり、ショッピングセンターであるベルモールを抜けて鬼怒通り・柳田車庫を通り、芳賀町役場東からバイパス経由で道の駅サシバの里いちかい・道の駅もてぎ北を経由する唯一の下り便。このルートを走るバスは改正で廃止となるので、乗車する便が下りとしてはラストです。
作新学院前出発時点では、おなごり乗車の方ばかり、私を含め4名。途中乗車があり5名で宇都宮駅に到着したのですが、バス停には長蛇の列。一定の方々はモビリティリゾートに向かうようです。このバスが廃止される翌日以降は茂木駅からタクシーになってしまうんでしょうかね。
バスはベルモールで数名を降ろし、バス乗降場から鬼怒通り方向に曲がります。この方向に向かうのは最後です。TBSラジオが運営するハウジング会場の交差点を右折すると、ライトラインに合流します。もちろん翌日からこの区間でJRバスとライトラインが並走することはありません。
鬼怒通りを東に進むとライトラインは大きく右に反れて平石方面に向かいますが、バスは直進して柳田車庫(関東自動車)を通り鬼怒川を渡ります。再びライトラインが合流してくる手前の刈沼で、その他の茂木系統のルートと合流します。ベルモールで乗車した青年たちのグループが刈沼で下車しましたが、その間は乗降無し。土休日は一日一往復しか通りませんから、そもそも狙って利用されることも無いのでしょう。廃止の影響は限定的ですね。
そしてバスは芳賀バスターミナル、祖母井を抜けて芳賀町役場東を過ぎると県道69号のバイパスを行きます。途中4キロくらいバス停はなく、次の道の駅サシバの里いちかいで下車しました。バスの到着を待ち受けていたのは…