特急復活の地鉄。富山地方鉄道2015年改正ダイヤの優等列車を振り返る
2023年3月27日、富山地方鉄道から4月15日ダイヤ改正で特急列車の復活が発表されました。冬ダイヤ以外ので「うなづき」の設定は見送られましたが、「立山」やエリア特急「黒部」、1本ながら「アルペン」も設定され、少し賑やかさが戻りそうですね。
さて、富山地方鉄道の特急・急行ダイヤを振り返るシリーズ第6回。今回は2015年2月26日改正ダイヤを取り上げます。この改正は北陸新幹線・長野~金沢間延伸、黒部宇奈月温泉駅開業に伴うもので、地鉄本線では「新黒部駅」が開業しました。
普通列車ではありますが、新幹線に接続する新黒部駅を中心とした区間列車が設定されています。新黒部から宇奈月温泉方面輸送に西魚津折返し、電鉄富山方面輸送に舌山折返しと、バリエーション豊かな本線となりました。
さて、優等列車の方はというと、極端な変化はありませんが、本線では午前中の下り特急が1本、急行に格下げになっています。その意図は分かりませんが、この改正で特急の停車駅が変更(東三日市、浦山、愛本を通過)となったことも影響しているのかもしれません。
上り列車では、平日朝の急行が1本削減。変わりに普通列車が増発されています。
普通列車では新たな試みのあったダイヤ改正ですが、特急、急行についてはおとなしい改正でした。
下り急行が2本削減の立山線
立山線では土休日下りに設定されていた2本(通年運転は1本)の急行が廃止されました。もしかしたら、本線にリソースを割くための削減だったのかもしれません。
上り列車には時刻以外の変化はありませんでした。
先にも述べた通り、どちらかというと新幹線に接続する新黒部駅を中心に、普通列車の区間列車が設定されたことが目玉の改正でした。
次回改正では、いよいよ優等の区間列車が設定されます。それではまた次回。
2023年3月28日