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【本部町営市場】今しか見れない風景

古き良き沖縄を訪れる

私は「古き良き沖縄」って言葉が好きです。

琉球王朝時代の建物や、備瀬のフクギ並木みたいな風景が好き。

昭和にかけて多く作られたコンクリート製の「瓦風」の屋根も好きだし、古い飲食店や商店の壁に直書きされた「コカコーラ」とか「氷」とかのレトロなサインも好き。

今までに色々な「古き良き沖縄」を訪れたけれど、20年近く沖縄に住んでいるというのに未だ訪れたことがない「古き良き沖縄」がありました。

今回訪れたのは、いつか行ってみたいなーと思っていた本部町営市場。
漁港の近くにあって、昔ながらのまちぐわぁー(市場)の雰囲気満載の場所。

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海を眺めながら向かう

那覇方面から58号線を北上し、海沿いの道をひたすらまっすぐ。

本部大橋を渡ると漁港の風景が広がります。

本部大橋の先で右折して、進んでいくと別の小さな橋が。
その向こう側に本部町営市場が見えてきました。

橋を渡った場所に駐車場あり。

港町ならではののんびりとした雰囲気が流れます。

1966年に建設された「本部町営市場」

今から約60年前に建設された本部町営市場。
町の台所らしい雰囲気がとても好みです。
映画の撮影に使われたり、観光雑誌にも度々取り上げられたりしています。

◼️本部町営市場
本部町中心地にある町の台所
1966年建設

雑誌やSNSで見かける本部町営市場は、レトロな雰囲気が素敵で、昔ながらの飲食店や、かわいい雑貨屋さんにおしゃれなカフェまであって、かなり充実している様子。

いつか行ってみたいなーと思って、ずっと行けていなかった場所です。

本部町営市場に行こうと思ったきっかけ

2024年の9月にこんなニュースが飛び込んできました。

本部町営市場は2〜3年後をめどに解体が決まっているそうです。

沖縄に住んでいるから、いつか行けるだろうと思っていた本部町営市場。
何度か解体の噂を耳にしたけど、ずっとそこにあった本部町営市場。

これは行かねば!そう思いました。

いつか行こうと思っていた、100歳近いおばぁが営む近所の八百屋さん。
そのうち気が向いたら、と思っていたら、いつの間にか閉店していた老舗の洋菓子店。
また今度ね、と思っているうちに更地になっていたヨボヨボのオジィが営むパーラー。

「あぁ、思い立った時になんで行かなかったんだろう・・・」
そんな後悔を、今までに幾度となく繰り返してきました。

数年後にはもうなくなっているかもしれない本部町営市場。

もう、今しか見ることができない風景になるかもしれません。
これは、行かねば!と思ったのでした。

活気が予想以上だった

市場周辺の駐車場は満車状態

市場にも駐車スペースがありました。
しかし、市場周辺の駐車場はほぼ満車状態。

市場周辺は、車の通りが多く、レンタカーも多く見られます。

観光客と地元の人々で賑わう市場。
予想していたより活気がすごいぞ!

また、市場には公共のトイレもあり、観光マップもあり、聞いたところによると休憩スペースまであるそうです。

地元の人から愛される「町の市場」でありつつ、観光にもピッタリな場所です。

レトロな風景が残る建物

本部町営市場の魅力といえば、半世紀以上の歴史を持つレトロな建物。
老朽化が進んではいますが、今でも現役。

「わぁ、なんかいいよね。こういうの」と思う風景が多い。

カツオベンチを発見

本部といえば「カツオ」、カツオといえば「本部」。
本部町のカツオ漁の特徴は一本釣り。(引網漁もあり)
明治時代から始まったという本部町のカツオ漁。

そんな本部町のシンボルでもあるカツオを象徴するベンチを発見。

カツオをベンチにするとこういうことになる。

市場の中を探検してみた

市場の中を探検してみました。
一応、「本部市場本通り」と書かれた入口らしき場所があるのですが、どこからでも市場の中に入っていくことができます。

気になった場所から市場の中へ。
なつかしい昭和の雰囲気満載です。

レトロな風景の中に、かわいい雑貨屋さんやおしゃれなカフェが。

昔ながらの飲食店や鮮魚店などもあるので、歩いていて楽しいです。

時折、地元の子供達が「わぁぁー!」と楽しそうに走り回る姿も。

「なんかいいよね。こういうの。」がたくさんの場所です。

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