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星を見続ける君に拍手喝采 /ニュージーズ

日生劇場でミュージカル「ニュージーズ」を観劇しました。
本当に本当に凄くて感動して、こんなミュージカルを観られたのは大昇くんのおかげです。本当にありがとう。

たくさんの役者さんと生オーケストラ、そしてその真ん中に大昇くん。カーテンコールで、日生劇場の舞台の真ん中に立ち、一番明るい照明と割れんばかりの拍手を浴びる大昇くんのこと絶対忘れない、忘れたくない。本当に凄かったんだよ〜〜……



『ニュージーズ』の舞台は、1899年のニューヨーク。
学校に行けず、ボロボロの服を着て、新聞を売って、その日暮らしで生き伸びている孤児たち(ニュージーズ)が、自分たちのため、そして自分たちと同じような過酷な環境下で働く子どもたちのためにストライキを決行するストーリー。

大昇くんは、ニュージーズのリーダー的存在ジャック役。


大人は、ストライキを起こす子どもたちを暴力とお金と権力でもみ消そうとする。ねじ伏せようとする。
しかし、子どもたちは、自分たちで新聞を刷り、仲間を増やし仲間を信じて泥臭く動き回り、結果、大人たちと話し合いをして解決をする。

果たして、大人とは何か。


クラッチー役 横山賀三さん「自分のその頃(15歳)を考えても、見えてる世界が狭くて、でもだからこそ『自分は最強なんだ』と思える人もいたと思う」

「ニュージーズ」プログラムより

子どもたちがストライキを起こす、というのは現代を生きる私にはとても想像がつかないことだけど、幼い子どもたちだからこそ決行出来たことでもあるのかもとも思いました。

子どもだから無力だけど、無力だから無敵。

子どもたちは、自分たちの世界は自分たちで回っていると思っていて、自分たちが一生懸命頑張ればなんとかなると思っている危うさがある。でもそれを信じて疑わないから持てる強さもある。

そういう強さに大人と社会が動くお話でした。



今回のニュージーズは、ブロードウェイで使用された楽曲をそのまま使い、歌詞は日本語訳されています。

「一目惚れに月明かりも甘い言葉もいらない」とか、「時を止める方法があるのならそれを掴んで離さない、見つめ合うために」とか、英語から訳さないとこんな日本語生まれないんじゃないかな。
それほど苦しいくらいキラキラな歌詞が嬉しくて眩しくて、絶対に忘れたくなくて劇中何度も何度も心の中で歌詞を唱えました。(それでも曖昧な記憶でニュアンスしか覚えてないのだけれども)


やっぱりミュージカルは良い。本当に良い。

一曲終わるごとに観客は役者に拍手が出来て、カーテンコールでは役者は1人ずつお辞儀をして観客はそれにまた拍手を贈ることが出来る。リアルタイムかつ直接的に役者を賞賛出来るのって良いよね。

大きな舞台装置が動く転換も、役者が演技の一部としてセットを動かすことも、限られたスペースで背景が作られることも。今その瞬間のためだけに、歌と演技に合わせてオーケストラが鳴ることも、ミュージカルって本当に良い。


スタンディングオベーションという特別な体験を、何度もできる人生にしてくれたのは大昇くんのおかげ。スタオベを何度もしたことがあるなんて、なんてラッキーな人生なんだろう!

ミュージカルは毎日色んな劇場で上演されているけれど、その中でも由緒正しき日生劇場という場所で上演されるレベルの高いミュージカルで主演をするということ。

大昇くんが立つ、こういうエンタメにお金を払って行きたいな〜と思いました。何度も何度も泣きそうになっちゃった。

大昇くんは本当に歌が上手すぎる、アイドルの中で大昇くんがいっちばん歌が上手い。日生劇場の0番に立つ実力のあるアイドルで、しかもラヴィットのシーズンレギュラー(最多)でバラエティもできるんだよ。なんなの。

また歌上手くなってた。演じながら歌うって凄いな。そこに大昇くんは居なくてジャックが歌ってる、そういう感覚が強かった、ニュージーズは特に。

 ─

この先、大昇くんが役を憑依させて舞台の上で歌ってる姿をたくさん見られたらいいな。劇場へ行くために購入したパンプスもまた履きたい。
その時もまた、スタンディングオベーションを贈れたらいいな。




追記:note公式の「今日の注目記事」で紹介されました。

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