メタな視点で、赤月ゆにが好き
この子です。
相変わらず邪推に邪推を重ねた話になるけど、彼女のほとんどの要素は外付けのテクニックで、『SF小説に造詣が深い』『赤月ゆには実在する(という体裁)』以外の部分は全て打算で組み立てられている気がする。
だからこそ好きだ。
知的なイメージを作るのだって、Twitterで効果的に自分を宣伝するための「今日は何の日?」から逆算で作られている気がしてならないし、その「今日は何の日?」の中身でさえwikipedia+αで仕入れた知識を整理して話すことで無限にコンテンツを続けられる。
生放送を避けるのだって、作られた脚本の中でなら、赤月ゆにという人物の表現したい側面だけを効果的に描写して、表現したくない側面はなるべく描写しないことができるからだろう(※邪推です)。逆に言うとそこまでしないと『赤月ゆには実在する』という体裁を保つのは容易ではないという判断だ。……実際、この判断は賢明だったと思う。
『ファンタジックな存在(吸血鬼)が実在する!(……という体裁)』をやるためだけに、人物像からロールプレイ、動画のスタイルまでを作り上げて、絵師とモデラーと声優を雇って……そういうのをやってのけた人物がいる。
私はダイハードテイルズ関係者だといぶかしんでいるけど、まあ誰だっていい。とにかく計算に計算を重ねて形にした人物がいることに、私は敬意を表したい。
……個人的には、これだけ賢く作られた作品でもチャンネル登録者数1.9万人というのは一種の天井のようなものを感じて悔しく思う。これだけ計算通りに事を進めてもなお、『バーチャル』という体裁も雑に扱ってしまうような、かわいさばかりのリアクション芸人になかなか勝てないだろうとは、果たして原案者も予想してなかっただろうよ。
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