言霊少女うんえい観測
「プロデューサー的には、バーチャルの枠組みに実写を持ち込んだ意図はなんなんだろう?」と読んでみたら、あまりの中身のなさに疑問と怒りが2:8で湧いてきた。
うんえいは、Vtuberと実写を組み合わせる意図ばかりか、Vtuberとラップを組み合わせる意図も、生配信とラップを組み合わせる意図すら碌に持っていないらしい。少なくともインタビューできちんと言葉にして表現できるだけの考えはないらしい。
「的確に相手をdisることも、Showroom,という媒体を利用すれば『相手の配信をきちんと見ている』とポジティブな側面まで共有されやすい。その点で生配信とラップはシナジーがある」くらい言ったらどうなんだ。全く。考えを持て、考えを。
何より腹立たしいのは、Vtuberとラップにはシナジーがあるにも拘らず、わざわざそのシナジーを殺している点だ。
せっかくVtuberの文脈を取り入れるのに、どうして平凡な人間のキャラクターしか出さないのか。せっかくVtuberとラップバトルを組み合わせるなら、生身の人間ではできないような設定を持ったキャラクター――それこそ最近のにじさんじがやっているような、ウミウシやピエロやドレイクや悪魔や不死者といった路線で――を出せば、それぞれの背景にちなんだ新しいdisが飛び交って面白いだろうに(言葉遊びにおいて、表現が使い古されていないことはとても重要だ)。
生配信ゆえの生々しさや雑味があるVタレントだからこそdisられる余地や深みがあるという点で、声優つきのアニメや漫画との差別化にもなる。
なぜあえて平凡な高校生のキャラクターでやるのか。考えがあるならきちんと述べてほしい。
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