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インターン生が考える「なぜ、ガーナの村に中学校?」

認定特定非営利活動法人Doooooooo(以下、Doooooooo)でインターンシップをしている、凜乃(りんの)と申します。

インターンシップを通して得た学び、経験をアウトプットする場として、noteをスタートしました。各インターン生が、日々学んだことを率直に表現、発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!


Dooooooooとは?という方はぜひ第一回目の記事をご覧ください。

第2回目の投稿は、「ガーナのアブイ・チタ村に、初めての公立中学校を建設する」という現在進行中のプロジェクトについてです。
そして今回は、「そもそも、なぜガーナの村に中学校を建設するの?」という疑問に対する考えを、伝えられたらと思っています。

Ⅰ. はじめに

考えを伝える前に、私自身について簡単に紹介させていただきます!
教育学を専攻している、大学4年生です。特に、途上国と呼ばれる場所の教育課題に関心をもっており、大学ではタンザニアの未就学児を対象とした教育支援活動を実施していました。その活動の中で、大学3年生の夏に Doooooooに出会い、インターンシップを現在も続けています。

「ボランティア」「アフリカ」という言葉は、全ての方にとって距離を縮めやすいものではないと思います。皆さんにまずは楽しんで読んでもらいたいのですが、「笑える面白い」を文章で表現することは、とても難しいなぁと。
そこで、「なるほど!面白い!」と思える興味深い内容に出来たら良いな、と考えています。今回は、より多くの考え方をご紹介出来たらと思い、私以外のインターン生3名にも質問を実施しました!

【質問を受けてくれたインターン生】
・あかりちゃん(大学2年生)
高校3年生夏休み、初めてインターンシップに参加。きっかけは、家族がCLOUDY(売上の一部を、Dooooooooの活動に充てるアパレルブランド)のポーチをプレゼントしてくれたこと。インターンシップを通して、「途上国の問題を学びたい!」と感じ、現在は国際協力を学んでいる。

・ひまわりちゃん(高校1年生)
アフリカゼミに所属し、サステナブルファッションについて研究していた。その際、CLOUDYを知り、インターンシップに参加。

・ひかりちゃん(大学2年生)
現在は、国際法を専攻し、国際協力や日本外交なども学んでいる。昨年実施された第7回アフリカ開発会議に学生スタッフとして参加していた時、Dooooooooのインターン生と出会い、自身もインターンシップに参加。

Ⅱ. 中学校ってどんな場所だった??


建設しているのが中学校ということで、それぞれに中学校の思い出を聞いてみました!

[あかりちゃん]
中学では1番部活を頑張っていたかなと思います!小さい頃から大好きだったダンス部に入り、朝練、昼練、毎日友達と汗を流していました!勉強はあんまり好きではなくて、いかにテスト勉強から逃げるかということを、とても考えていました笑

[ひまわりちゃん]
生徒会に所属していました。他のメンバーと計画を立て、実際に計画通り実行できた時の達成感が、印象に残っています!

[ひかりちゃん]
私も、生徒会本部役員として活動していました。それ以外にも、行事で優勝するため、クラス全員で朝練、話し合いをしたことも、思い出です!

皆さんに共通しているのは、「誰かと協力し、自分を成長させる経験をしたこと」。ちなみに私は、バレーボールをいかに落とさずラリーを続けられるか、お昼休みに毎日友達と遊んでいたことが思い出です😂

Ⅲ. なぜガーナ?なぜ、中学校?

[ひかりちゃん]
私は、アフリカの子どもたちが"夢を持つこと"のできる社会をつくるためには教育が欠かせず、教育の場を設けるためには、学校が必要だと思います。
"夢をもつこと"は、私たちにとって、ごく当たり前のことです。幼稚園のお誕生日会では毎年「将来の夢」を聞かれ、小学校や中学校の自己紹介カードには必ずと言っていいほど「将来の夢」という項目があります。どのくらいハッキリと決まっているか、どのくらいの思いがあるかは人それぞれですが、"夢を持つこと"をみんな知っています。
しかし、アフリカ(ガーナ)には、毎日を生きることで精一杯ゆえに、"夢を持つこと"ができない子どもたち、"夢を持つこと"さえ知らない子どもたちがいます。これを知った時、私はとてもショックでした。それと同時に、小さなものから大きなものまで、私がこれまで"夢を持つ"ことができたのは、教育の力が大きいと考えました。自分の興味関心を知ったのも、可能性を広げる大きな手助けとなる英語を学んだのも学校です。だからこそ、ガーナに中学校という学びの場があることで、小学校を卒業した子たちが、さらに多くのことを学べるように子どもたちが当たり前に"夢を持つこと"のできる環境づくりのサポートになると思います。

[あかりちゃん]
中学校では勉強はもちろん、それ以外でも得られるものがたくさんあると思います。中学生は自我が芽生え、心身ともに子供から大人へと最も成長する時期です。頑張っている友達の姿に刺激を受けたり、学習を通して自分のやりたいことを見つけたり、新しい自分を発見できる時期でもあります。中学校という存在はそれらをサポートする役目であり、そのためガーナで中学校を建設することは大きな意味を持つと考えます!

[ひまわりちゃん]
ガーナのアブイ・チタ村には、中学校が現在はありません。その村が内発的に発展したり、1人ひとりが仕事をしたり出来るようになるためには、勉強して、たくさんの知識を得ることが大切だと思います。

Ⅳ. アフリカ・ガーナの中学校建設のため、募金を募ることに対して、どう考える?

今後「Yahoo!ネット募金」を通じて、中学校建設の費用を募るプロジェクトを立ち上げる予定です。

[ひかりちゃん]
「自分たちの当たり前が、世界の当たり前ではない」というのは、様々な場面でよく言われます。文脈によっては、「だから、多様な価値観を受け入れよう」ということに帰結します。しかし、子どもたちが"夢を持つこと""教育を受けられること""学校に通えること" これらの当たり前は、地球上のすべての場所で当たり前になるべきではないでしょうか。募金は、この当たり前を享受できている私たちが、ガーナの現状を知ること、気にかけることに繋がり、大きな一歩になると考えています。

[ひまわりちゃん]
現在も様々な差別が問題になる中、募金形式でガーナの中学校建設資金を集める。自分とは異なる環境に目を向ける。ここから世界の差別を少しでも無くしていける希望があると思います。

[あかりちゃん]
募金制度を利用し、資金面で皆様にご協力いただくことで、ガーナの子供たちが置かれている現状を知っていただくことができると考えています。

Ⅴ. さいごに

関心をもっていないことに深入りすることは、とても難しいです。存在に気付かないことだってあります。
でも、生まれた環境によって、質の高い教育が受けられず、可能性を開花できない現状は変える必要があると思います。

「アブイ・チタ村に、将来ウサイン・ボルトさんより速く走れる子がいたら?」
「アブイ・チタ村に、ピカソさんより魅力ある芸術センスを持つ子がいたら?」

そう考えると私はワクワクするし、教育の機会をすべての方に届けたい!というエネルギーに変わります。

楽しめる内容にしようと思っていましたが、やっぱり「笑える面白い」を文章で表現することは難しかったです。とても長くなってしまいました。もっと「面白い人」になりたいです。
中学校建設のためのYahoo!ネット募金のプロジェクトページは、11月に開始する予定です。

既にNPO Dooooooooで開始している募金プロジェクトもあります。詳しくは以下をご覧ください。こちらもご支援いただけましたら幸いです。


『教育・雇用・健康の課題解決で「人生を変える」アフリカ支援活動』

『【緊急】BEAT THE COVID-19 食糧配布支援活動 in Ghana』




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