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Dooooooooスタッフが考える「なぜ、ガーナの村に中学校?」

はじめまして。Dooooooooでインターンシップをしている、大学2年生の光(ひかり)と申します。よろしくお願いします!

I.はじめに    

今回も引き続き、ガーナのアブイチタ村で着々と建設作業が進められている中学校についてです。(前回の投稿は以下をご覧ください。)

前回は現地の子どもたちの視点、前々回は私たちインターン生の視点にフォーカスしてきましたが、今回はNPO法人Dooooooooのスタッフの皆さんへのインタビューをもとに、"Dooooooooスタッフの視点から見た「中学校建設プロジェクト」"をお伝えします!

II. Doooooooo Schoolについて

Dooooooooは2018年3月にガーナ、アブイチタ村にて公立小学校を開校しました。その名もDoooooooo School。教育を受ける機会に恵まれなかった280名の子どもたちのための小学校です。鳥居さんは、「子どもたちが笑顔で学校に通う姿や、目標を見つけ夢を語り必死に勉学に励む姿を見たときは、Doooooooo Schoolを建設して良かったと思いました。さらに、子どもたちの親が教育の大切さを理解してくれるようになったことも、とても嬉しかったです。」と話してくださいました。

多くの人々にとって学校に通うことが当たり前ではない場所で開校することは、子どもたちに教育の機会を提供するだけでなく、その親に教育の必要性や重要性を理解してもらうことを意味するのです。

III.「中学校建設プロジェクト」のきっかけ

現在350人を超える子どもたちがDoooooooo Schoolに通っていますが、どのような経緯で中学校建設に踏み切ることになったのでしょうか。

佐藤さんによると、Doooooooo Schoolの卒業生達が自発的に小屋を改造して即席中学校をつくって勉強しているという話を聞き、子どもたちに芽生えた「学びたい」という気持ちに応えたいという思いから、「中学校建設プロジェクト」がはじまったということです。

小野さんは、「エネルギッシュで、明るく、逞しく、学ぶ意欲が非常に強いアフリカの子どもたちが、教育の機会を得て世の中を変えるパワーを持った人に成長していく過程を一緒に経験していきたいと感じました。」と話してくださいました。

ガーナの子どもたちの「もっと学びたい」という思いと、Dooooooooメンバーの「もっと学んでほしい」という思い。双方の強い思いが、このプロジェクトを支えているのだと感じました。

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 〈今年Doooooooo Schoolで開催したスポーツフェスティバルの様子〉


Ⅳ.プロジェクトの難しさ

現地には信頼できるDooooooooメンバーがいるとはいえ、日本から遠く離れた場所にいる彼らとコミュニケーションをとりながらプロジェクトを進行することは、簡単なはずがありません。具体的に、どのような点に難しさがあるのでしょうか。

「大変なのはマネジメントです。」と話してくださったのは鳥居さんです。鳥居さんによると、 "予定通りに進まない" "初期の予算を遥かにオーバーする" といったことは日常茶飯事で、スケジュールやお金は鳥居さんが徹底的に管理しているそうです。それでも、「 小学校の時とは違い、今回は過去の経験があるので、事前にリスク管理ができるのでちょっとは楽になっています。」ということです。

インターンを通じて、ガーナの人たちと私たちでは "時間" や "お金" の概念が大きく違うと感じることがとても多いです。その違いが生む障壁を乗り越えるために、Dooooooooの日本のメンバーと現地のメンバーは日々沢山の話し合いを重ねています。

Ⅴ.「中学校建設プロジェクト」への思い

「小学校に比べ、より社会を生き抜く上で必要となる学びを得る機会を沢山の子どもたちに提供できるようになります。」という小野さんの言葉にあるように、ネクストステップとなる中学校を建設することで、新たな変化が起こるはずです。Dooooooooメンバーは、具体的にどのような変化を期待しているのでしょうか。

佐藤さんは、「子どもたちの夢の種類が増えること」「私も中学校で学んでこんな風になりたい!と、小学生に学ぶ意欲が生まれること」「アブイチタ村で"中学校卒業"が当たり前になること」を挙げてくださいました。鳥居さんは、「子どもたちがより多くの学びの場で教育を受ける事ができるようになることで、自身を守り、家族を守り、健全な大人へと成長するための後押しができると思っています」と話してくださいました。

自分自身を振り返ってみても、中学校では小学校で学んだことを土台に、より深くより広く様々なことを学びました。小学生の時には知らなかった世の中のことを沢山知り、小学生のときには持ち得なかった夢を持ちました。アブイチタ村の子どもたちにとっても、中学校がそんな素敵な場所になればいいなと強く願います。

Ⅵ. 日本のみなさんへ

最後に、Dooooooooのメンバーがこのプロジェクトを通じてみなさんに伝えたいメッセージです。
鳥居さん「日本では当たり前に受ける事ができる教育も一歩外の世界に出れば、そこには違う現実があります。教育を受ける事は貧困・飢餓の根絶につながると信じ私たちは子どもたちと一緒に未来を描いていきます。」
小野さん「これまで共にアクションしてくださったみなさんのお力は確実に現地の状況を変えていっています。一緒にアクションをしていただくことで、建設した学校に通う子どもたちが成長し、村や国、世の中が変わる様子を共に自分ごととして見守っていただきたいです。」
佐藤さん「ガーナの子ども達の "学びたい!" という気持ち、是非一緒に応援の程お願い致します!」

日本から遠い国、ガーナにある小さな村の学校と、なかなか身近に感じづらいプロジェクトかもしれません。ですが、この村の人々や子どもたちが抱えている課題は日本で暮らす私たちにとっても決して無関係なことではありません。知らず知らずのうちに、私たちの日頃の行いが問題をより深刻にしてしまっていることもあります。そんな見えづらい関係性を明確にし、日本で暮らすみなさんにも身近に感じていただき、現地の発展を共に喜べる関係性を築いていきたいと考えています。

最後に。この度、「中学校建設プロジェクト」の建設、運営費用を募る募金プロジェクトをYahoo!ネット募金で開始いたしました。みなさまと共に、1人でも多くの子ども達にネクストステップを提供し、"夢をもてる環境" を作っていきたいです。ぜひ、ご参加お願いいたします。

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