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【国際結婚】親族へパートナーを紹介する方法

国際結婚において、両親の理解を得るには、時間をかけて悪いことはないです。
というより、日本人同士の結婚と比較すると、戦略と時間が絶対に必須です。
はい!こちらの人からプロポーズされました、と、いきなりピンポンするのはパートナーがどんなに良い人でもデンジャラスで、時間をかければ大丈夫だったものも大丈夫じゃなくなる可能性大です。
必ず、ステップバイステップでいきましょう。

前提として、世界の大抵の親は、子どもの結婚相手が自分と同じ言葉を喋り、同じ文化出身の人であると期待して生きてます。
実際にあったケースでは、「付き合ってるのは(または、同棲しているのは)知っていたけれど、結婚まで考えていたなんて!」という反応もあります。付き合っている段階で、または同棲している段階で、もし日本人同士の付き合いであれば結婚はいつ?と聞かれそうな時も、相手が「外国人」ということもあって、「結婚」というイメージが出てこない親御さんも多くおります。。

そんな「外国人」のパートナーが「家族」になる可能性の現実味を高めると共に、「心配がない」状態にしてあげるために、どちらも日本在住の場合、これが理想だろうな、というステップと時間軸は次の通り。
(これは日本側のステップです。海外側家族は恋愛結婚がメジャーではない国の場合、このステップで行くとリスクがある為別ステップで!また、経済面などで不安が残る場合はそちらの目処が立ってから。)

外国人パートナーができた:インプット開始

外国人パートナーができて、数ヶ月しない頃に、家族に対して恋人の存在を伝えるとともに、どういう性格の人なのか、何をしているのか、どこの国出身の人なのかを伝えましょう。
「外国出身」ということに驚くかもしれませんが、十分にその国に対してリサーチをする時間を与えることもできるし、こちらから家族に対してインプットする時間を設けることができます。
オススメは、家族と一緒に相手の国の「印象の良くなるような」映画を見ること。クオリティの高い御涙頂戴もの、心温まる映画がオススメです。
また、相手国の料理のレストランが身近にある場合は、実家に帰った際に一緒に食べることも手です。
映画を数本見つつ、この期間中に、相手の性格や、相手の家族についての情報をインプットしていくと良いでしょう。この期間は、相手国の文化を身近に感じてもらうフェーズになります。

付き合い始めて半年後:ビデオコール

付き合い始めてから半年くらい経った頃、自分の娘、息子に外国人のパートナーがいるということが日常の中で事実となってきた頃に、パートナーとのビデオコールの機会を設定してみましょう。日本語がある程度できた方が印象は良くなりますが、笑顔と誠実さで乗り切れるように!ここら辺はパートナーの「いい人さ」の力量に頼るフェーズでもあります。

同棲を視野に入れ始めたタイミング:実際に会う

同棲を視野に入れ始めたタイミングで、パートナーに実家近辺まで来てもらったり、家族が近所に来た段階で、ちらっと会う機会を設けることをお勧めします。お互い緊張していると思うので、可能であれば「ちらっと」。30分以内くらい。その際に、今度ランチでも、食べましょうと次の機会の提案を。

1ヶ月後:一緒にランチを食べる

ここでようやく、一緒にランチを食べましょう。もちろんご飯はパートナーの出身国の料理がオススメですが、もし両親が食に関してコンサバならば、実は日本食もオススメです。
日本食を美味しく一緒に食べることができる、というだけで、「外国人」ということで距離を感じていた相手を急に近くに感じ、安心します。
パートナーにも日本食の中で好き嫌いや、宗教の食事制限があると思うので、もし日本食をチョイスする場合は、パートナーが喜んで食べれそうなものを吟味すること。パートナーが何か語れる日本食があれば本当に良いです。(ラーメンマニア、寿司が大好き、焼き鳥が好き、などなど)
このランチまでのフェーズで、自分から家族に対して日本と相手国の文化の差異についてインプットしてきていると思いますが、改めてパートナーから(爽やかに)(にこやかに)カルチャーの違いを面白い情報としてインプットしていくと良いでしょう。もちろん、その際に日本文化を「下げる」形で伝えるとタブーですので、パートナーと事前に意識を合わせておくとよいかも。

それから2-3ヶ月以内:兄弟姉妹に会う

それから2−3ヶ月以内に何らかのタイミングで自分の兄弟姉妹に会っておくと良いです。

同棲をする

ここでようやく同棲開始。(相手国の文化にもよる)

2ヶ月に1回くらい会う

同棲開始後は、結婚を考えているのであれば2−3ヶ月に1回くらい、家族に会って食事をすると良いです。

結婚したい旨を報告

プロポーズの段階にもよりますが、ここでようやく結婚したいという旨を家族に報告しましょう。ある程度覚悟ができていることと、相手の人柄や相手国の文化も無知ではない段階になっているので、いきなりピンポンよりも受け入れやすい状態になっていることでしょう。


海外側親族への伝え方

海外側親族への伝え方ですが、こちらは相手国が自由恋愛の国なのか、そうではないのかによって対応が変わります。国籍関わらず結婚することがある程度珍しくない国であれば、そこまでステップを気にしないでも良いかもしれませんが、珍しい国であれば本当に時間をかけてください。

自由恋愛ではない国の場合の、恐らく役に立つであろう考える点は次の通り。

家族の誰に最初に伝えるか?

これは必ずしも両親ではない可能性が高いのですが、誰に最初に伝えるかが重要です。パートナーの仲の良い親族で、信頼ができ(口が堅く)、事前に両親へのポジティブキャンペーンをしてくれそうな人。そして戦略を一緒に練ってくれそうな人が必要です。

ハードルを上げてみる

相手側の家族は、もし自由恋愛の国出身でない場合、自分の娘・息子はいつ結婚するのだろう、という疑問を口にしたり、お見合いのアレンジも始めてたりしています。そこで、パートナーが家族とコミュニケーションをする際に、逆にハードルを上げてしまいます。
例えば、非常に厳しいベジタリアンの食事制限を持つ宗教の友人は、ぜひこの地域の同じ宗教の方をと家族がお見合いを3回ほどアレンジしたものの相性があわず、その後、家族側のハードルが下がり別の地域でも良い、というハードルに下がり、ついには別の宗教でもよい、というレベルまで3年で広がりました。
最初はこのようなバックグラウンドの方と結婚してほしい、と願っている家族も、結婚適齢期が過ぎていくにつれて、もういいから結婚してくれ、というレベルまで下がることがあります。

結局のところは人柄

結局、異文化だし外国出身であれど、基本的な条件はその辺りの日本人と変わらず、「人柄」が良ければ、娘・息子との幸せな結婚生活が描けるのであれば、承諾する両親がほとんどかと思います。
ぜひ、これからご家族へパートナーを紹介する方は、自分が選んだ相手の人柄がうまく伝わるように、時間をかけて紹介してほしいと思います。


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