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深夜のとんがりコーン
二時半に、フルグラをドライフルーツと食べて今夜は打ち止めと決めたはずなのに、映画を見ていたらなんとなくポップコーンが食べたくなった。(そんな映画を見ていたのだ)
しかし、今日スーパーでポップコーンを買うのはやめたので、手元にはない。
でも、とんがりコーンがあった。
この前、ドン・キホーテで特売していたからまとめ買いしていたのだ。
結局それを一箱食べてしまった。
変に薄味だから止めるタイミングが見つからなかった。
今、胃もたれしている。激しい後悔とともに……。
とんがりコーンはいつからあるのだろう?
指先に乗せてパクりと食べるCMはいつからオンエアしているのだろう?
まだ店頭にあるのだからロングセラーであることは間違いない。
ポテトチップスやカールなどと違って、味わいが軽い。
軽いからやめられない。
悪循環である。
愛犬ジャックの眠りが今夜は深く、一時間半から二時間おきに目を覚ます。
外にトイレに連れて行くのも寒くないからありがたい。
インナーダウンはデニムジャケットに変わった。
春が近いのだな……となんとなく感じる。
今、外に出たら霧雨が降っていた。
春雨なのかな。
もう一本映画を見ようか、どうしようか迷っている。
もう一度『神田ごくら町職人ばなし』を読み直してもいい。
江戸時代に思いを馳せるのも悪くないし、SF映画で未来を憂うのもいい。
なんと贅沢な時代なんだろうと時々思うことがある。
読むものも、見るものも、聴くものも無限に選べる。どこにも行かず、椅子に座ったままで……。
そんな時代に、お金を払って買ってもらう本など自分に書けるだろうか?
ジャックがまた眠りについた。新しい寝床で丸まって静かに寝息を立てている。耳を澄まさないと生きているのか死んだのかわからなくなる。
腹が大きく動いたり、瞼がピクっとすると安心して、こちらも大きく息を吐く。
その数秒間の時間が深夜だととても長く感じるのだ。
夜は長い。それは昔も今もあまり変わらない。