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本当の自分 vs 作られた自分

Lumina Spark Assessment という研修を受けました。

ルミネ? 新宿の? 1のほう?2のほう?
って思うじゃないですか。

いや、そうではなくてですね。
これは、心理学者かなんかが開発した性格診断のようなもので、自分の内面を深く知ってそれを仕事や職場の人間関係に活かしましょう的な、いちおうビジネス研修なのです。

事前に膨大な Questionnaire が送られてきて、40分くらいかけてそれに答えました。
数日後、その結果が送られてきました。

簡単に言うと、人の性向を赤・青・緑・黄の 4タイプに分類するんですよ。
赤=リーダー型:よくしゃべる・競争好き・タフ
青=実務型:プラクティカル・堅実・内向的
緑=サポート型:協働的・共感力・人に合わせる
黄=クリエイティブ型:自発的・想像力・ラディカル

このテの研修は過去に何度か受けたことがあって、私はいつも青か緑に分類されます。

で、今回の結果も、
緑 60% 青 30% 赤 5% 黄 5% という、ほぼ予想どおりのものでした。

マンダラとかいう図で表されたのがこれ。

わかりにくいですね。
キーワードで表されたのはこれです。

最も当てはまる特性の順位は、
1. People Focused(人重視)
2. Introverted(内向的)
3. Discipline Driven(規律重視)
4. Down to Earth(堅実)
5. Inspiration Driven(直感に従う)

かたや、弱いのはリーダーシップ(赤)とクリエイティブさ(黄)ということになります。
まあ、自覚していることではあります。

「あなたの性格」と題された診断結果を和訳します。

 あなたは徹底的に実践的な人です。物事の仕組みを理解することが好きで、非常に現実的で地に足のついた人として知られています。
漠然とした「経営用語」などが大嫌いなので、人々は現実的なアドバイスを求めてあなたに相談しに来ます。

Lumina Spark 診断結果(以下、同)

 へぇ~。

あなたは具体的で実体のあるものを扱うことを好み、抽象的で概念的な考え方には興味がありません。物事をできるだけシンプルにしておくことを重視しており、複雑すぎる解決策には疑いを持っています。
あなたは健全な常識に恵まれており、「突飛な」同僚が複雑なアイデアに夢中になるのを止める人です。 

うわー。ズバリ言い当てられてるような。

あなたは他人の感情に対して生まれつき敏感で、人々がなぜ動揺しているのかを素早く理解します。その能力によって、あなたは思いやりのある人となり、他人を助けるために時間とエネルギーを惜しみません。共感力が非常に強いため、他人の気持ちを気にしすぎるリスクがあります。

えーっ? それは違うような。

あなたは自分のプロジェクトだけに焦点を当てて議論することを好みます。気を散らされたり、話がそれたりするのは好きではありません。
あなたはグループの調和を非常に重視しています。あなたは衝突を避け、衝突が起こった場合は平和を保つために最善を尽くします。
あなたは非常に寛容な人であり、あなたと一緒に働く人々は、あなたが彼らに示す寛容を信じています。

これはうれしい所見ですね。

あなたの弱点をいくつか挙げます。
あなたはすべての側面を満足させようとし、実際には誰も満足させず、自分自身さえも満足させないという非常に現実的なリスクを負っています。
共感と思いやりが求められる役割はあなたによく合っていますが、感情的な側面が問題を曇らせることがあります。
あなたは客観性を重視する人でもあるため、その客観的姿勢と他人への共感との間で苦しむことが多くなります。 

なかなか痛いところを衝いてきますね。
じゃあどうすればいいのですか?

すべての人を満足させようとすると、すべての人をガッカリさせることになりかねません。そのような状況においては、いったん共感力を引っ込めて、あなたの客観的な常識力を発揮させるべきです。たとえそれが一部の人々の不興を買うことになるとしても、あなたの寛容さを知る人は決して離れることはありません。

なんだか勇気づけられた気がします。
こういう研修とかコンサルとかあまり好きではないのですが、自分の本来の姿と周囲の環境によって作られた “社会的な自分” とのギャップを知る機会になりました。