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noteは大丈夫なのだろうか
先日、ドイツに住む noterさんとオンライン飲みしましてね。
noteの投稿頻度が減っちゃったわーって話になったんですよ。
「お忙しいんですか?」と訊くと、
「それもあるけど・・・noteを始めた頃の問題が落ち着いたからかな」
とおっしゃいます。
なるほど。
noteを始めたときというのは、何か書きたいことがあるものですよね。
何年も書いているうちに、その問題が過ぎ去ったり、もう書き尽くしたな、と思えてきたりするもの。
そうなると、投稿の頻度が減るのは自然なことでしょう。
そんな話もしつつ、いろいろしゃべってたら朝になっていました。
で、思いました。
書くネタいっぱいあるじゃないですかアナタ!
私も noteを始めて 3年ほどになりますが、その間、いろんな変化がありました。
新たな出会いがありましたし、「別れ」というと大げさですが、だんだん noteから離れていった人たちがいました。
退会した方。退会はしていないけど事実上辞めている方。また、読むことはあるけど自らは投稿しなくなった方もおられます。
これって必然的な流れだと思ったんですよ。
身も蓋もないことを言ってしまうと、飽きるわけです。
これといって書くことがない、というのもあるでしょうし、書くことはあるけど自分の主題ではないから書かない、というケースもあるでしょう。
リードオンリーの noterさんもいらっしゃいますが、noteは書く人と読む人で成り立っていますので、リードオンリーの人ばかりになると、noteはいずれ立ちゆかなくなるかもしれません。
そこで、(またか、と言われそうですが)note株式会社はそこに危機感をもっているのか?と思いました。
これまでは、noteの良いところを挙げつつ、事業モデルと黒字化の課題を指摘してきたわけですが、もっと深刻な問題としてユーザー離れが起きているのではないですか?と。
ちなみに、会員登録数は微増のようですが、幽霊会員が増えていることを思えば、この数字はアテにならないし、なんなら「微増」ってむしろヤバいくらいだと思いますね。
そこで月間アクティブユーザー数を見ると、大幅に減っているそうです。
ほら、やっぱりね。
では、note社はどんな施策を打っているでしょうか。
私の印象では、主に 2つの方向性があるように感じていて、ひとつはアプリ機能や AIの導入といった技術施策。
もうひとつは、ポイント制やメンバーシップといったセコいマネタイズ施策です。
そこじゃないでしょ!
と言いたくなるじゃないですか。
しょーもないテクノロジーや目先の利益を追うよりも、プラットフォームとしての魅力を創出できなければ、ユーザーの維持すら難しいと思うんです。
そろそろこう言いたい。
大多数の noterさんは稼ぐためにやってるわけじゃないんですよ、と。
テキスト系コンテンツの C2C売買だけのビジネスモデルには限界がある。
かといって、広告に走るのは noteらしくないですよね。
無料記事を書く人と読む人が圧倒的多数。そんな 1円にもならないユーザーをつなぎ留める気はないのでしょうか?
テクノロジーとマネタイズと広告に覆われていく世の中に、人々がウンザリしているところへ、noteは新機軸をもたらすものだと思っていました。
そんな期待を裏切られたように感じている noterさんの note離れが進んでいるように感じる今日この頃。
何かを発信したいとか、人とつながりたいだけの noterさんを飽きさせないための工夫を、note社には期待したいと思いました。