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【事例付き】株価上昇率の高い企業のビジネスモデルをAIに聞いてみた(noteとNVIDIAをリーンキャンバス化)
弊社では、自動でリーンキャンバスを生成してくれるAIを制作しています。本来なら丸一日かかる作業が事業アイデアを入力するだけで、わずか1~2分でリーンキャンバスができる優れもの。
もともとは新事業の企画時に、自分たちの新しいアイデアを効率よくまとめるために開発をしましたが、昨今の新型NISAなどで投資を始める人たちが増えており、投資先のビジネスモデルを素早く把握するためにも活用できないかと考えたAIです。
投資以外でも、自分たちのビジネスの競合相手を分析するなど、作業効率を格段に上げてくれます。noteとNVIDIAについて生成したサンプルもありますので、ぜひご覧ください。
リーンキャンバスとは
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引用:リーンキャンバスとは?簡単に起業・事業アイデアを可視化できるフレームワークを解説 | コラム | 東大IPC−東京大学協創プラットフォーム開発株式会社 (utokyo-ipc.co.jp)を参考に作成
「リーンキャンバス」は、スタートアップのビジネスモデルを簡潔に可視化するツールです。ビジネスシーンで広く用いられている「ビジネスモデルキャンバス」をスタートアップ向けに簡素化し、起業家が事業アイデアを可視化し、検証・改善するのに役立ちます。
このツールは、事業の核となる9つの要素(顧客セグメント、顧客の課題、価値提案、ソリューション、チャネル、収益の流れ、コスト構造、主要指標、圧倒的な優位性)を一枚にまとめて概観することで、アイデアを明確化し、仮説を検証しやすくします。
今回用いた例では、顧客セグメントと顧客の課題を分解して、アーリーアダプターと既存の代替品を追加した11の要素で表現しています。
リーンキャンバスは新規事業の企画に使われるものですが、株式投資においては、投資先の会社の特徴を把握するのに役立ちます。
最初からネットにある様々な情報を吟味するのもありなのですが、先ずはリーンキャンバスのように俯瞰的に情報が整理されたものをベースにしてからネットの情報をチェックするようにすると、格段に情報収集の効率が上がると思います。
リーンキャンバスを活用する4つのメリット
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① 全体像の把握
リーンキャンバスを使うことで、投資対象となる企業の事業モデルの全体像を把握し、深く理解する手助けとなります。9つの要素を分析することで、その企業がどのように価値を生み出し、収益を上げているのかが把握できます。
② 市場ニーズの評価
顧客セグメントと価値提案を検討することで、企業がどのようにして顧客のニーズに応えているかを評価できます。これにより、市場の需要が十分にあるか、または将来的に成長するポテンシャルがあるかを考えることができます。
③ 競争優位性の評価
リーンキャンバスを用いることで、投資対象の企業が持つ競争優位性を明確にすることができます。どのような独自の価値やサービスを提供しているのか、また、それが競合他社と比べてどのように優れているのかを理解することが可能です。
④ リスクの評価
企業が直面するリスクや課題、コストなどを特定し、潜在的な問題点や企業がどのようにそれらを克服しようとしているかを評価する助けになります。
リーンキャンバスを活用することで、企業が事業を展開する全体的なコンテクストを理解することができます。その上で、財務データなどをみると、理解が深まるのではないでしょうか。
AIに生成させたnote社、NVIDIA社のリーンキャンバス
noteは、日本で人気のクリエイター向けコンテンツプラットフォームです。私たちが日々お世話になっているこのプラットフォームは、文章、写真、動画など様々な形式のコンテンツをユーザーが投稿し、共有できる場を提供しています。どうやってビジネスとして成功しているか興味がありますよね。
それではAIにより生成されたリーンキャンバスをみてきたいと思います。
note社のビジネスモデル
【リーンキャンバス】(AIにより生成)
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【解説】(AIによる解説)
note社のビジネスモデルは、主にユーザーからの投稿を通じて価値を生み出し、広告収入や有料メンバーシップ、投稿への投げ銭などで収益を上げています。
リーンキャンバス分析を通じて、note社が特に力を入れているのは「価値提案」と「顧客セグメント」の部分です。価値提案としては、クリエイターが自由にコンテンツを公開し、収益化できる環境を提供する点が挙げられます。これにより、多様なクリエイターが集まり、質の高いコンテンツが集積しています。顧客セグメントは、一般ユーザーとクリエイターの二つに分かれており、双方に対して異なるニーズを満たすサービスを展開しています。
リスクとしては、コンテンツの質の管理とプラットフォーム上での安全なコミュニケーションの保証が挑戦となります。また、競合他社との差別化や新規ユーザーの獲得戦略も、事業の持続的な成長には欠かせない要素です。
note社のリーンキャンバス分析から、同社がクリエイターエコノミーの促進者として位置づけられ、コンテンツ創出と共有における新しい形態を提案していることが理解できます。
今後もユーザーとクリエイターの両方にメリットをもたらすような革新的な機能の追加やサービスの改善が期待されます。
NVIDIA社のビジネスモデル
次は、NVIDIAです。GPU(Graphics Processing Unit)と呼ばれる半導体を作っている会社です。Deep Learning など、AIのモデルを開発するためには欠かせないハードウェアをつくっているということで、今年の業績報告は世界中が注目することとなりました。しかも、アナリスト予想よりも業績がよかったということで、株価が上昇しました。
【リーンキャンバス】(AIにより生成)
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【解説】(AIによる解説)
NVIDIAは、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU)の開発で最もよく知られているテクノロジー企業です。その事業は、高性能コンピューティング、人工知能(AI)、自動運転車、データセンターなど、幅広い分野に及んでいます。
リーンキャンバスの「価値提案」においては、NVIDIAのGPU技術が高度な計算能力と効率性を提供することで、データ集約型のアプリケーションやサービスにおいて革新を促す点が挙げられます。また、AIや機械学習の研究開発を加速するためのプラットフォームとしての役割も重要です。
「顧客セグメント」では、NVIDIAはゲーム愛好家、データサイエンティスト、自動車メーカー、クラウドサービスプロバイダーなど、多様な顧客層にサービスを提供しています。この広範な顧客基盤は、同社の多角的な事業戦略の強みを示しています。
「収益の流れ」に関しては、NVIDIAはGPU販売、クラウドコンピューティングサービス、技術ライセンス提供など、複数の収益源を有しています。この多様な収益構造は、市場の変動に対する同社の強靭な経済的基盤を構築しています。
リスクとしては、高い研究開発費用、技術進化の速度に対する適応、および競合他社との技術競争があります。特にAIやデータセンター分野では、激しい技術革新と競争が続いています。
NVIDIA社のリーンキャンバス分析を通じて、同社がテクノロジー業界におけるイノベーションの先駆者であり、多岐にわたる市場でその技術力を活用していることが明らかになります。今後も、AIや機械学習などの先端技術分野での継続的な投資と革新が、同社の成長と業界でのリーダーシップを支えるでしょう。
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いかがでしたでしょうか?リーンキャンバスを使うことで、企業がどうやってビジネスをしているかを理解するのに役立つのではないでしょうか。企業がどんな計画を立てているのか、どうやってお金を稼いでいるのか、他の会社とどう違うのかといった、投資のときに知りたい情報を収集する手助けをしてくれます。
実際にいくつかの例を見ると、リーンキャンバスは会社が直面している課題やチャンスをはっきりさせてくれて、それがその会社の価値にどう影響するかを考えるのに使えそうです。
数字のデータだけではなくて、会社が実際にどんなビジネスをしているのか俯瞰的に捉えることができるので、市場が本当にその商品やサービスを求めているのか、ターゲットのお客様がどんな人たちなのかを理解しやすく、企業がこれから伸びる可能性があるかどうかを見極める手助けになります。
もちろん、投資先の企業分析だけではなくて、自分たちの新事業の企画アイデアを効率よくまとめるためにも使えます。
これからも「AIツールで不要な業務労力を削減する施策」を発信していきますので、次回もお楽しみに。
※本記事に掲載している内容は情報提供を目的としており、特定の商品、個別銘柄、取引手法等を推奨するものではありません。最終的な投資決定はご自身で判断していただくようにお願いいたします。