読者の好奇心に火をつけるライティング術
デザイナーの鉄尾です。
ライティングをする上で気をつけたいことは、
言いたいことや結論を急がないこと。
読者が「読み続けたい」
と思えるライティングのコツについてお伝えします。
読者に心の階段を用意する
たとえば
「深呼吸により健康になれる」
という方向性の本を作る場合です。
いきなり、第1章から
「深呼吸メソッドの具体的なやり方」を述べてしまうと
読者はいきなり置いてけぼりをくらった印象を受けます。
そうではなくて、
そのメソッドの具体的な方法論の話に至るまでに
いくつかの階段を用意してあげる必要があります。
読者は、その階段を一歩ずつ登っていくことで、
徐々に理解を深めていき、
好奇心を持って最後まで読んでくれるようになります。
たとえば、
・そのメソッドが生まれた時代背景
・著者自身の体験に基づくエピソード
・そのメソッドを取りいれる事で、どんなベネフィットを受けられるのか
・そのメソッドが良い理由、また誰が推薦しているのか?
それを推奨している公的機関はあるのか?
・そのメソッドのメカニズムやからくり
これらのことを、順序立てて話していき、
ゆっくり時間をかけながら、読者の中に
「このメソッドを早く試してみたい!」
という気持ちを作り込んでいくことが大切です。
読者にとって「価値の高い情報」だと理解させる
メソッドにまつわるいくつものエピソードを語りきって、
読者に「早く知りたい!」
と心待ちの状態になってもらうことが大切です。
このタイミングで、結論や詳しいメソッド内容を語っていくと、
読者にとってものすごく価値の高いものへと変わっていきます。
ぜひ、読者の気持ちが高まっていく
「階段」を意識しながら
執筆をしてみてください。
DNAパブリッシング株式会社
企画編集部 鉄尾 和弥
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