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2024年7月20日-話して欲しかったら、考えて欲しかったら

ここ数日色々大変なことがあり、各所へ迷惑と心配をおかけしたので、
現状が落ち着いていることや生存の報告を踏まえ、日記を再開することにする。

というわけで、久しぶりに日記を書く。
今日は、最近やっているゲームの話をしたい。

今年の5月ごろから「Limbus Company」というゲームをインストールしちまちま進めており、最近になって4.5章まで進み、現状リリースされているメインストーリーの半分以上を読み終わったということで、いいタイミングだと思ったので、現段階での雑感を書き残しておく。


罪悪共鳴残酷RPG

私はこの作品の制作会社、プロジェクトムーンの作品へ触れるのはリンバスが初めてのため詳しくないのだが、このゲームは同社の作品「Lobotomy corporation」「Library of Ruina」のシリーズの3作品目に当たるらしい。
App storeでのこのゲームのキャッチコピーを見てみる。
「罪悪共鳴残酷RPG」
なんだかカッコよくて惹かれる響きだが、全くどういうゲームなのかはわからない。
実際やっている私もそこまでゲーマーというわけではないので、このゲームがジャンルで言うと何なのか一言で表しかねるのだが、
公式サイトによれば、ターン制RPGとリアルタイムバトルの融合……らしい。
これはよく言い表したもので、特に後者の「リアルタイムバトル」部分の視覚的な表現が素晴らしく、集団で敵が現れるような戦闘で、複数の敵味方が入り乱れて同時に攻撃をする画面は見ごたえがある。
あと戦闘画面のSDキャラがかわいい。
戦闘のシステムは正直言葉で説明するのが難しい複雑さ(やってみればわかるのだが、明らかにゲーム内のチュートリアルですら説明ができていない。)(作中で最も言葉が足らない女性が説明役なせいもあるかもしれない)。
私もストーリーを半分以上やった上でまだシステムを把握しきれていないが、とはいえ何となくコツのようなものは掴んできたように思う。
ただ、すごくとっつきにくいものの、育成さえちゃんとできていれば、道中の雑魚戦闘はほぼオートに任せられるのはありがたいところだ。
そして、ソーシャルゲームにおいて最も重要なフックになるストーリーはというと、謎めいていて奥深い。
前述の通り、この作品は一連のシリーズの3作目に当たり、私は前作2作品を未プレイのため、単に事前知識が足りていないというところもあると思うのだが、それにしても謎が多い。
しかし、じゃあ置いてけぼりになってしまうかというとそういうわけではなく、毎回本当に理解しとかないとついていけない部分にはしっかり説明が入るし、物語の進行とともに、だんだんと世界への理解は深まっていく。
とりあえず今はわからないことが多すぎるが、それでも先が読みたい!と感じさせる魅力がしっかりあり、少なくとも私はすごく好きだ。
何というか、歯ごたえのある戦闘に奥深く壮大なストーリーと、何となく私の大好きなメギド72と重なる手触りがあると感じた。
だって喪失から始まる物語って、好きだし。

地獄紀行

物語は主人公、ダンテが何者かに襲われているところから始まる。
謎の集団に痛めつけられる最中にも主人公の記憶は消え去っていき、
頭は謎の時計にすげ変わっているせいで、苦痛の悲鳴を発することすらできない。
このまま死を待つのみか。そう思った彼のもとへ、謎のバスが駆けつける。
バスから降りてきた12人の人間の一人、銀髪の女性、ファウストの言う通りにすると、突如頭の時計から鎖が飛び出し、12人の胸へ突き刺さる。
ファウストが言うには、「これで契約が完了した」という。
何が起きているかさっぱりわからないが、とにかくこの人たちは自分を助けるために戦ってくれるらしい。やったぜ!
……と思いきや、意気揚々と現れた彼らはあっさりと殺されてしまう。

あれだけ意味深な雰囲気を発していた銀髪のカノジョすら、である。
いよいよ終わりか、と思った矢先、またも新たな戦力がダンテを助けに現れる。
たやすく追手を片付けた人物は、彼へ意味深な言葉を投げかける。
目の前の人物と自分の無意識に導かれるまま、頭の時計の針を回すと……。

グレゴールが二日酔いみたいでかわいいスチル

身体が引き裂かれんばかりの苦痛をダンテが体験し終えると、どういうわけか、死んだはずの12人の体が修復され、蘇ったのだ。

こうして、謎のバスから降りてきた集団によって危機を脱した主人公ダンテは、自分の名前すら他人に教えられるような記憶喪失の状態で、ほぼなし崩し的にリンバスカンパニーの「管理人」として、12人の職員(囚人と呼ばれている)の蘇生、指揮、はては人間関係の見守りまでを任される。
そして、彼らと、摩訶不思議なバス「メフィストフェレス号」に乗り、地獄の道筋を共にすることになるのだ。
囚人たちの中でもとりわけ謎めいたオーラを放つ女性、ファウストの「私たちに付いてくれば、あなたは星位を刻むことができる」という、意味不明ながらも強く引き付けられる言葉によって。

管理人となったダンテと囚人たちがやらなければいけない職務とはなんなのか。
それは、とある事故によって廃墟になった、この世界の各地に広がるロボトミー社の支部から、「黄金の枝」と呼ばれる物体を回収すること。
しかし、その廃墟には幻想体と呼ばれる怪物がうじゃうじゃはびこっており、とても楽な旅路ではない。
そして特筆すべきは、なぜか各地の黄金の枝と、各囚人たちは「共鳴」という現象を起こす。
共鳴が起こるとどうなるかというと、共鳴を起こした人間の心象風景を反映し、周囲の世界が変貌する。
いわゆる、まどマギにおける魔女の結界みたいな、そういう状態だ。
そうして囚人たちは覗き見る。
共に過ごす仲間たちの秘められた記憶を。
共鳴した当人は追体験させられる、最も思い出したくない、心を引き裂かれた瞬間を。

そして誰にも見せたくない心の傷を、拒むことすらできず他人に開示させられる。
嫌でも過去の罪と向き合わされる。そうして……。

とまあ、こんな感じで、各章ごとに12人のメインキャラクターが一人ずつ掘り下げられる形式で物語は進む。
その中でだんだんとプレイヤーおよび主人公の囚人たちへの理解が進み、囚人たち本人もまた、最初は隙あらば殺し合いを始めるほどに険悪だったが、だんだんと仲を深めていく。
謎が多かった世界も徐々にベールがはがれていき、その中でまた新たな謎も生まれてくる。
残酷でスプラッターな場面も多く、正直万人受けする作風とは言いにくいが、間違いなく刺さる人にはグッサリ刺さるのは間違いない。
それぞれがそれぞれのトラウマに向き合う時に見せる感情も見ごたえがある。
私は今のところ、3章と4章が特に好きだ。
4章はボリュームもすごいが、痛ましくも最後に優しさと希望が見える再起のお話なので、好きな人が多いのではないかと思う。

おもしろいです、リンバスカンパニー

というわけで、なんだか長くなったし要点を得ない文章になってしまった気がするが、楽しんでいます。絵も何枚か描くぐらいにはハマっています。
MiliがOP含めた楽曲を多数提供しているのですが、その曲たちがめちゃくちゃかっこいいので、曲だけでも聞いてほしい。
もちろん、ゲーム内で聞くのも胸熱ですが……。

正直UIがこなれていないところとかもあり最初は煩雑に感じるところもあるかもしれないが、間違いなく魅力的なゲームだし、あとデイリーミッションなどの重要性がそこまで高くなく、サブゲームにしても重くない部類だと思うので、よければとりあえず1章クリアまでやってみてほしい。
レッツラメント!

余談

初期に引いた夜明クレアと黒雲ホンルにお世話になりっぱなし

他にもいるのですが、最近使っている手持ちはこんな感じ。
ほぼすべてのステージを最初期に引いた夜明事務所のシンクレアに切り刻んでもらいながら進んできました。
薬指のイサンはシンプルに顔が好みという理由で交換したのですが、4章とリヴァイアサンを読んで、なんてことすんだよ!!!!!!!という気持ちになり、返品したい気持ちになっています。いや、強くて頼もしいからこれからもお世話になるけど……!
虫の旦那……ではなく、グレゴールおじさんが一番好きなので、ゆくゆくはすべてのおじさんが欲しいと思っていますが、今のところ自引きできている人格がリウ協会の一つしかなく、物欲センサーというものをひしひしと感じています。
とりあえず今はのんびりレベリングしたり、交換にいそしみながら5章に備えたいと思います。
早くイシュメールの機嫌を直してやらなくちゃ……。

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