Hospitality Managementとは

フロリダでの1セメスターを終え、ついに本格的にHospitality Managementの履修に突入する。

Hospitality Managementとは、旅行や観光などのツーリズム産業を中心に、ホテル、フードサービス、エンターテインメントなどにおけるあらゆる企業活動に不可欠な管理能力、コミュニケーションスキル、ホスピタリティを修学する学問である。幅広い学問のため、私の場合、Lodgingとレストランに興味があったためそちらに照準を当てて履修することにした。

University of Central Florida では管理能力に対するクラスが多かった。Financial の基礎授業は卒業必須単位である。通常経営学部や商学部のファイナンスでは利回り計算や、資産運用、一般企業の財務諸表などを読めるように学ぶと思われるが、Hospitality Financing のクラスでは、実際に存在するホテルやレストランの財務諸表を読めるようになったり、ケースステディなどを用いておおよその理論値を学んだりと、実際に業界に入ったときに使える知識を詰め込んでいた。おかげで、日本に帰ってきて関連業務をすることになったが、問題なくついていけた。

他には、テクノロジーを使って実際にレストラン運営をするシュミレーションゲーム使ってレストラン運営のノウハウを履修したり、テーマパークやレストラン、ホテルの歴史や、それぞれの発展の裏側などを実際に経営者たちを招いて授業してもらうことが多かった。これも世界有数の観光地として名の上がるオーランドならではの授業である。

実際に調理の授業も受けたり、サービスマナーの授業を受けたりと、管理だけでなく、オペレーション側の内容も把握するために授業として学んでいた。授業だけでは足りないため、長期インターンシップ制度を設けており、3セメスター分を有給インターンシップとして必須項目としていた。F-1ビザはバイトができないため、これは経済的にかなり助かった。一石二鳥である。留学生の場合、フルタイムで働けるセメスターとパートタイムで働けるセメスターの制限があるため、戦略的に調整しながら履修する必要がある。仕事先を転々とし、自分のやりたいことを見つける人、一つを貫き、理解を深める人など様々である。
私のインターンシップに関しては別のコラムで記載するとしよう。

さてそんなこんなで始まったHospitality Managementのクラス。すべてを残すことはできないが、何をしているのかくらいはお分かりいただけただろうか。興味があったら門をたたいてみるのも一興ではないだろうか。


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