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「生活音」を考える
「いやだ~、いやだ~」と。お隣さんの子どもが泣いているのが遠くに聴える。何がそんなにいやなのか。断片的に。ここ1時間くらい。泣くのだって体力いるだろう。アラフィフにはできない芸当だななどと思う。
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アパート暮らしは実に20年ぶり。丘の上にあるこのアパートに一目ぼれして、引越してはみたものの、久しぶりのアパート暮らしでの「生活音」には気を遣う。今のところは、自分ではひっそり静かに暮らせているのではないかと高めの自己評価。でも寝起きの咳き込みだけは少々響かせてしまっているかもしれない。恥ずかしい。
上下の部屋の住人は、ともに独居、30代くらいのサラリーマンっぽい(別に興味があるわけではない)。排水音や生活音で、上の階の人が、朝の5時頃起き、7時前には出勤。下の階の人も5時半頃には起き出して、7時頃に出勤していく。おかげで私も最近、5時頃、目が覚める。
私の出勤は、フレックスではあるが、8時半頃に部屋を出ることが多いので、これが結構、時間がゆったり。朝ごはん、お弁当を作ってみたり、家事をこなし、ゆっくり湯船に浸かってみたり、ドラマや映画をみてみたり。もう少し暖かくなったならば、ラインナップに散歩も加えてみようかなど考えている。すっかり朝型の人。
昨今は、引越しの挨拶も嫌がられるというので、していない。世知辛い世の中というべきだろうが、生来そういうのが苦手な私にとってはそこそこ具合がよい。すぅと来て、いずれ、すぅっと離れていければよい。