TechcrunchによるYC W18 参加企業一覧
Techcrunch日本語版でも出ているかもしれないが、本家英語サイトで昨日・一昨日に行われたYCombinatorのデモデー参加企業のまとめた記事を紹介。
総勢141社のスタートアップが今回のバッチに参加している。自分の記憶では過去一番多い参加数だろう。いつも最初に統計を発表するのだが、参加企業は23カ国から集まった一方、残念ながら今回も日本企業の参加はなかった。ただ、CTOが日本人で開発を日本で行なっている会社もあった。またYCはダイバーシティーを重視しており、今回参加者のうち23%の企業が女性の創業者を含んでいるとのことだが、圧倒的に男性が多い業界でこれだけ女性ファウンダーを集めた(集まった)のはYCならではか。
業界で行くと、18%がライフサイエンス系(バイオ・ヘルスなど)の会社とのことだが、数字以上に存在感が大きい気がした。流行りとしてはAI x BioやAI x Medicalのような企業が多い。また、意味の使い方が正しいか正しくないか別にして、AIという存在が普通に機能に取り込まれている会社が相当数出てきている。プラクティカルに使える存在になってきたということだろう。あと目についたのはハラスメント対策系の会社が何社かいたが、これは時流のせいかも。
またAmazonに売却して大成功を納めたTwitchの元ファウンダーJustin Kanが、起業家として参加していた。プレゼン中、投資家(もしくはYCのパートナー。彼はYCの元パートナーでもある)から歓声が上がっていた。こうやって大成功した起業家が何度でも戻ってくるのがシリコンバレーならでは。
皆さんは141社(記事で取り上げているのは128社。Off the recordの案件は除外されている)の中で面白い企業が見つかっただろうか?
https://techcrunch.com/2018/03/20/these-are-the-64-startups-unveiled-at-y-combinator-w18-demo-day-2/