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何書いてんだろうわたし深夜1:04、
朝のテレビを見ていると、どこもかしこもゴールデンウィークだ10連休だと浮き足立っていた。
ふーんそっかーそろそろゴールデンウィークかー。
手元のiPhone8に目線を下ろして気付く、あら、もう金曜日?
…もしかしなくても、明日からゴールデンなウィークです?
***
月日が経つのはなんと早いものか。
去年のゴールデンウィークは、それはもう悲惨さと楽しさの共存する混沌とした春だった。
初日に階段から転げ落ちて乾いた笑いが出る程の捻挫をし、同日に祖母が亡くなり、翌日はお通夜。
もちろん遊びに行ったりもして、それはとても楽しかったはずなのだけれど。
足は痛いわメンタルはズタボロだわで、乾いた笑いに困り眉に目からはだくだくと汗。苦難。謎。
正直、たった1年前のことですら、もうあんまり覚えていない。
ゴールデンウィークはどことどこに行ったっけ?ひとりで?誰と?何を話した?
おばあちゃんが亡くなって、なぜかわたし、お母さんに申し訳ない気持ちになったよね。
谷瀬の吊り橋渡ったり、奈良公園行ったり。友達と一緒に過ごした時間、楽しかったよね。
なのに、ぼんやり…霞みがかった青色、黄色。そんな感じだ。
妙なことだけは覚えている。
なぜか目が覚めた26:00、豆電球のオレンジ色、反響する嗚咽。
え、どうした。
えええ、涙止まんなくない?
なんでなんで。ちょっとちょっと明日仕事なんだけどおお??
完全に「なぜわたしだけがこんな辛い世界に突き落とされたのか」思考だった。
妖怪ナゼワタシバカリ。取り憑かれていたみたい。
ちょっと春先に裏切られただけじゃないか。
ちょっと、人生でいちばん、信じようと心に決めた人から、なんともあっさりと手酷い裏切りを受けた、それだけのことじゃないか、それだけの、
***
あのね、大丈夫、だいじょうぶです。
本当にもうナゼワタシバカリは祓えましたから。
むしろこんな経験、他の人にはなかなか出来ない。
その上そこから生じる澱んで滲んでドブみたいな色の感情を、文章でデトックスしようとしている。
そしてあわよくば、ドブ色から生まれる何かを仕事に変えようとしている。
わたしが文章を書き写真を撮る理由は、辿っていけば全てここだ。
ドブの中で何かが光っていると信じ込んでいる節がある。
そしてわたしに同情したがる誰ともつかない誰かに向かって、うるせー今楽しーんだよおおと健気に吠え続けるのだ。
ああ強い。
母よ、なぜわたしをこんなに強くお育てなすったのか。
もう少し、しおらしく可憐に可哀想に死んでいく、天然記念物に育ててくれても良かったんだぜ。
なんてな、おやすみ。
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