生きた証、辞世の句
海外だと、故人がどういう人か、何を大事にしてどんなことを成してきた人かを表すために墓碑銘といって墓に人となりを刻むようです。
例えば、鉄鋼王アンドリュー・カーネギーは、
「己よりはるかに賢き者達を率いた男、ここに眠る」
というように。
カッコいいな…✨✨
昔の日本だと、辞世の句と言って、句や歌を残す習わしがありました。
僕が好きなのは、有名どこですが織田信長の辞世の句。
「人間五十年 下天のうちをくらぶれば 夢幻の如くなり 一度生を得て 滅せぬもののあるべきか」
(じんかん50年 げてんのうちをくらぶれば ゆめまぼろしのごとくなり…)
これは「敦盛」という舞の一節で、織田信長は「敦盛」を好んでいたらしく、生きるか死ぬか決死の戦だった桶狭間の戦いの前にも舞ったようです。
下天(げてん)というのが仏教用語の言葉で、人間界とは別の天上界。天国みたいな意味かな。人の一生の50年なんて、天界からすると1日分にしかあたらないという浦島太郎みたいな話。
どう解釈するかは人それぞれかもしれませんが、僕は下記のように解釈して人生を生きます。
「人の一生なんて、地球の歴史、人類の歴史から見たら、夢や幻みたく一瞬だから、一生懸命、自由に、全力で生きて、一花咲かせよう!」