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chiyoizmo
失敗から学ぶ (現代経営者編)
実業家の滝崎武光さんという方をご存知でしょうか?
キーエンスという会社の創業者であり、名誉会長の方です。
▼ 高利益率体質の会社「キーエンス」
社会人の方は会社四季報などで話には聞いたことがあるかと思われますが、上場企業における平均年収ランキングにおいて、いつも上位の常連となっている企業が「キーエンス」です。
「キーエンス」での平均年収は 2020年3月期の有価証券報告書で、約 1,839万円、新卒1年目でも 700万円〜1,000万円と言われています。
▼ 2度の失敗を経て起業
滝崎武光さんが「キーエンス」を立ち上げるまでに、既に2回程、起業を行い、倒産させてしまったらしいです。
これだけの結果を作られている滝崎武光さんでさえ、2回の起業失敗を経験されているのです。また、下記のようなインタビューも残されていて、表に出ていない数々の失敗をされているようです。
私もね、創業時の苦労はしましたから、今だから言えるとか言って、自慢話の一つもしたいですよ。
そういうことのお好きな社長さんもいらっしゃいますよね。
でも、そういうのって泥臭いでしょ。ワンマン企業みたいで。
若い社員もそんなこと言われたら叶わんでしょ。
会社のイメージにもマイナス。だから言わないんです。
滝崎武光さんはほとんどメディアに出ない方であるため、僕はこれ以上の情報はわかりません。
▼ 創業精神が継承されること
キーエンスについてほとんど詳しい情報はありませんが、滝崎武光さんは「営業利益率を高めることが付加価値の高い、良い仕事をした証であり、社員の年収を上げることを重要視する」と考えていたと思われていて、滝崎武光さんが社長の頃から、(西暦) 2000年に社長職を退いてからも、20年以上「営業利益率が高い会社であり」、「社員の年収が高い会社である」という事実が存在していることから、創業精神が継承され続けているということがわかります。