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起業も結婚も同じ
起業ってどういうイメージをお持ちでしょうか?「なんかカッコイイ」とか、逆に「難しそう、大変そう」とかそういうイメージをお持ちではないでしょうか?
自分の周りに起業している人がいるかどうかにもよりますが、スタートアップで働いている人や、大手企業だとしてもベンチャー気質な大手企業で働いている人は「いずれ起業を...」なんて考えていたりします。
その中で、たまに「起業」が目的・ゴールになってしまっている人がいます。「カッコいいから起業してみたい」なんていう風に。
実はこれ、「幸せになりたいから結婚したい」と言っているのと同じです。
▼ ゴールではなくスタート
「起業したい」という人は、世の中全体で言うとそこまで多くないと思いますが、それでもたまにいます。「結婚したい」という人は、むしろ多いかもしれません。
「起業」も「結婚」も、ゴールに思っている人が多いかもしれません。しかし、「起業」も「結婚」も実はしてからがスタートです。起業してから実際に毎日の経営をしていきますし、結婚してから毎日共に生活をしていくわけです。
結婚であれば、お互いに自立して生活している2人が、同じ籍として、同じ家族として、同じ家・空間で生活をし始めます。同棲していれば、結婚前に家はすでに同じかもしれませんが、そこからの生活は離婚しない限り何十年と続きます。
起業も、営業や集客や財務管理などの経営を、会社を辞めて1人で始めるのか、誰かと共に始めるのか等の違いはあれど、別途自分で会社を立ち上げて始めます。売却や倒産しない限り何十年と続きます。
▼ ただ始めるだけであれば誰でも出来る
起業も、結婚も、ただ始めるだけであれば誰でも出来ます。
結婚は相手が必要ですが、相手と合意を得れば結婚自体は「婚姻届」を役所に提出することで「結婚」自体はできます。大事なのは、結婚生活を円滑に、充実させることです。だからこそ、自分自身の努力や、相手との関係性を要するわけです。
(結婚についてのこの話は長くなりそうなので別途記載します...)
起業に関して言えば、相手も必要ないので、個人事業主であれば「開業届」を税務署に提出するだけで「起業」自体はできます。株式会社などの会社を設立する場合は、役場や法務局などへの手続きは必要ですし、最低限の資本金などはあった方が良いですが、設立自体は最低21万円あれば可能です。
起業も、本当に大事なのは、経営して利益を出して黒字化することです。だからこそ、日々の努力、お客様との信頼関係を要します。
▼ 何をやるかはどうでも良い
起業のイメージが沸かないために、ほとんどの人は「起業して何をやるか」を意識しすぎています。
しかし、「何をやるか」は大事ではありません。一部の天才は、世の中にまだ無い事業や、もしくは同業他社との差別化して勝てる事業を思い付いたり考え抜くかもしれませんが、ほとんどの仕事には競合がいます。
仮に、競合がいない事業を始めたとしても、そんなブルーオーシャンにはすぐに競合が生まれます。
「何をやるか」よりも、もっと大事なことはたくさんあります。
何故起業するか、起業して何を達成したいか、などの想いもあります。
誰とどんな会社・組織にしたいか、というあり方もあります。
起業して自分はどうなりたいのか、という自分自身の将来もあります。
自分自身の将来を考えることで、実際に自分にとって「起業した方が良いのか、しない方が良いのか」などを考えるキッカケになるかもしれません。
周りが結婚しているからといって、自分にとって「結婚」を行うことが幸せに繋がるかどうかも、ぜひ考えてみると良いでしょう。