博士取得は自己満なのか?

-子どもと自分の幸せとは?-

前回の記事が見返したら11月でした。
今は5月末だから、約半年も前なんですね。
半年も時間が経ってしまったんだ、という焦りとこのペースであと半年後に博論執筆終えられるのか?という焦りしかありません。笑

前回願っていた、査読は無事に通りまして(修正再審査1回で通ってよかった涙)、査読者からもとてもサポーティブで前向きなコメントもいただいたので、博論まで頑張ろうという気持ちになれたのですが・・・四苦八苦中。
幸いなことに、夫の転勤もなくなり、ワンオペ博論執筆は免れたのは大きい。今は毎週末、子どもの世話を夫に任せて、近くのお店で執筆活動を繰り返している訳ですが、妊娠〜出産までの2年間、まともに文章を執筆していなかったツケ?が回ってきたのか、産後の脳からまだ回復しきっていないのか?元の頭の悪さなのか?論理的思考がほんとにできなくて。笑
先行研究を読み漁りながらなんとか考えるも、ほとんど進まない執筆活動、時間だけは過ぎていく。そして、気がつけば子どもはどんどん成長していて。こんなに小さな時に一緒に過ごせる時間が取れなくて、けどある程度の厳しさも持って関わっていくから、子どもはどんどん夫に懐いていく。
え?私、これなんのためにこんな苦しい思いをしてなんになるの?

一緒にたくさん過ごすことに意味があって、一緒に過ごしてほしいと子どもが思っている時期に博論を書くことに、ほんとに意味があるんだろうか?という疑問が常に付きまとう。

大学ポストにつきたいという熱い思いがあるわけでもなく。
ただ、この研究領域を盛り上げていきたい、より良い社会にしていくために、エビデンスを積み上げたいという漠然とした夢はあるけど、それは博士取得がないとできない!という訳でもないし。
同期との研究会もほぼ参加できず(夜の時間帯で、ちょうど子どもの寝かしつけとかぶる)、どんどん同期たちとの距離も生まれ、私がいたポジションには別の先輩がそのポジションに鎮座され、もう私の戻る場所も、戻る意味もない?みたいな社会的な孤独感を持ちつつ、誰に頼まれた訳でもない、自分がやりたいからやってるんでしょ?の博士取得を目指す。
え、ほんとに目指す?もうやめない?っていう悪魔の囁きがいつも頭をよぎる。

こんなこと比べても全然意味もないし、ほんとただの八つ当たりだけど、男性で子育てしながら博士取得しました!みたいなやつを見ると、普通にすごいと思うけど、でも女性で子育てしながらの博士とは違うから!って思って
イライラしてしまう。子どもの年齢にもよるけど、男性は体も回復期とか必要ないし、時間が削られたっていうハンデだけじゃない?って思う。女性は、時間だけじゃなくて、体もボロボロっていう相当なハンデもあって、ママじゃなきゃだめ見たいなところもサポートして、(パパじゃなきゃダメはあんまりない気がする、実際パパでも可じゃない?)、メンタルもボロボロになりながら(楽しい子育て!とか言ってみたい笑)、の時間のハンデだから、一緒じゃない。いや、子育てしながら〜って言ってる男性が、女性と一緒だって言ってる訳じゃないけどね。

博士取得ってそんなスーパーマンしか目指せないことなの?
もちろん努力は必要なことはわかってるけど、犠牲にしているものが大きすぎるって思う。きっと博論だけじゃなくて、フルタイムで仕事しながら子育てしてるママたちも、仕事続けていいのか?っていう同じような葛藤をいつも持ってると思う。そう、これは私だけの悩みじゃない。多分。働くママみんなが持ってる共通の葛藤な気がする。

何を大切にしたらいいのだろうか。
私も子どもも大切にした人生にしたときに、どうやって考えていけばいいんだろうか。
子どもが生まれて約2年、これはよかったなって思えること何?って自分に問いかけてみたんだけど、・・・ない。よかった!って思えることしてあげられてない。
なんかいつも足りないというか、不十分?な感じ。ずーっと子どもに、ちゃんと向き合えてない感じがある。片手間感?っていうのかな。

子どものこと大切にしたいのに、片手間って感じの申し訳なさと、そんな自分を許せない自己否定と、そんな大切な時間を犠牲にしているのに進まない博論、集中できない自分にうんざりしている。
とてもじゃないけど、今の自分を認めるなんてできない。
そう、今の自分が好きじゃない。
自分を好きになれなくてもいいのかもしれないけどね。

そんなこんなで、あと2週間後には聴聞会もあって、焦りと、苛立ちと、孤独と、ネガティブ満載の近況報告でした。笑

こんな不満だらけの文章、誰が読むんだ?
この記事こそ、自己満でしかない。笑



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