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自習ノートを作る生徒【教師の志004】


この記事ではこんなことを考えてみます!

  • 自習ノートって意味がある?

  • ノートの本質

 以前のnoteでノートやワークの提出は要らないと言うことを書きました。まだ、ご覧になってない方は以下のリンクから。

 今回は自習ノートを作って成績に入れてもらおうとする生徒のお話です。

自習ノートって何?

 初めて生徒から自習ノートを作ったので見て成績に入れて欲しいと言われた時、頭の中に?が10個ぐらい浮かびました。
 「え、自習ノートって何?」「成績に入れる?あなただけ?」「そもそも自習だよね?」等々、、、
 なにせ僕は自習ノートなんて作ったことがありませんし、自分で勉強したものを見てもらうこともしたことない(自分が読めれば良いのでびっくりするほど雑でした)し、時間が止まってしまいました。
 もちろん、数学の問題をノートに解いてわからなかった時に、「こういう解き方をしたけど解けなくて困ってます。」と言う形で先生に見せたりはしていましたがそれとは何か違う。

本質的に何か違う?

 「自分で自分の苦手に気付き、自習ノートを作り解決する。」と言うのであれば素晴らしいことです。ですが、今回の場合ちょっと違う。
 「自分で自分の苦手な授業に気付き、自習ノートを作り成績をあげてもらうことで解決する。」となってしまっています。
 勉強の本質からズレている自習ノートには意味はありません。その後、勉強の本質を考えられるように、その生徒とはじっくりお話をしました。

実践していること

 何をするにしても意味を考えさせています。その課題に意味はあるのか?何のための課題なのか?目的を明確にすることで、何に何故どのように取り組むのかを考えて自走できる生徒に育ってほしいと思っています。
 自分の苦手を如何に把握し、対処するかが今、求められている力ではないでしょうか?

 今回もスキルシェアにお付き合いいただき、ありがとうございました。ささやかですが、誰かの役に立てれば幸いです。
 「こんなことを考えてみたい!」ってことやこの記事の感想があればコメントでお知らせ下さい。今後の参考にさせていただきます。