夜明け前、私の非日常。
久々に朝日が昇るところ、朝焼けを見ました。
(タイトル画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしています。)
その瞬間の私はあまり気が乗らない移動の車の中でした。眠気を抑えるためのコーヒーと、テンションの高い曲と共に、暗い道を走っていました。
私は朝に弱く、冬でも日の出前に起きることはありません。夜も弱く、日の出まで起きていることもありません。ですから、夜明け前に起きて行動していることはとても珍しいです。
視界に写るのは数台の車が発する明かりのみ。近くだと目がくらむほど眩しいのに、遠くで並走するトラックのテールランプは、互いを知らせるかのようになぜか優しい。
そんな中、はるか先に淡い赤の地平線が。太平洋沿いを走っていた私は地平線と水平線が切り替わりながらも同じ赤を見せる姿を楽しみました。
この時間はキレイでした。この赤は、私の生活にはない赤。私の語彙では表現できない赤。
やがて、太陽はその姿を、赤以外の色たちをあらわし始めました。私の知る日常の始まりです。
更に車を走らせ、いつも起きる時間を過ぎ、目的地に着きました。太陽は既に高く登っており、雲一つない空に堂々と鎮座しています。
ふと見上げると、空からチラチラと舞い落ちる雪。この雪はどこから来たのかな。冬用タイヤじゃないから積もらないで欲しいな。そんな事を考えながら車を降りました。
すけ
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