230808

真俯瞰からの水面の写真を見ていると
動いてないのに酔ったような気持ちになって
水面ばかりの写真集を閉じた。

右耳の方からカチリという音が聞こえて振り向くけど誰もいない。

どうやら耳の中でなっているような感じだ。
また鳴り初めてしまったのか、、、と思い、
音を抜きたいけどいつもどうしていたのかは思い出せない。

右目から涙がいつの間にか流れていた。
もう右半身はダメかもしれないなぁ。
わたしは1さんのことを少しだけ思った。
でも、会ったこともない人のこと、こんなふうに想うのは
おかしいのかもしれない。声が聞いてみたかったな。

いつのまにか涙は止まっており、右手が動くようになった。
耳たぶが熱くなっており、触るとそこには小さなピアスがついていた。
あれ つけてたっけ?
外して見ると、小さなまん丸の真っ平な(小さな画鋲のような作り)のピアスで小さくローマ字で1さんの名前が刻まれてた。
なぜか分からないけど1さんも右耳に同じ小さな丸ピアスがついているような気がした。


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