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#4 地方都市のワーケーション

リモートワークのさらなる進化

コロナ禍を契機に進むリモートワーク

2020年の年明けより徐々に本格化していったコロナ禍。2年が経とうとしている今現在も身体的経済的に苦しんでいる方が多くいらっしゃる状況にありますが、そんな中、社会における副反応とも言える事象がリモートワークの普及だと言えます。
現在でももはや当たり前になりつつあるリモートワークの進化系と呼べばいいのでしょうか、働く場所を選ばず日常とは異なった景色の中で仕事をする「ワーケーション」という働き方に焦点を当ててみたいと思います。

ワーケーションの達人は「ダム際ワーキング」

働き方改革を推進するワークスタイル専門家でもある作家の沢渡あまね氏は、「ダム際ワーキング」というネーミングで自ら実践し推奨されています。※Twitterやコラム等で舌鋒鋭く切り込むスタイルの文章を読んで私はファンになりました。

過去何度か目にした「ダム際ワーキング」に関する投稿を読み、自分なりに消化した上で、この働き方でもたらされる利点は2つあると思いました。

  • オフィスでない、自宅でない場所での心身のリフレッシュと活性化。それによって仕事効率やアイデアの創出に良い影響を与える。

  • 訪れた場所(総じて自然豊かな地方)にて飲食や買い物をすることで、地方にお金を落とす経済効果の役割を担う。

地元尼崎でワーケーションは実現可能か

尼崎市の特性

では地元尼崎でワーケーションは可能かどうかということを考察してみると、ぱっと考えてみただけでは何も思う浮かばないくらい不利な環境であることが実感できます。

  • 人口45万人を擁する中核市である市全域を見渡しても未開発の土地が少ないため、景観のよい自然に溢れた場所が非常に少ない。

  • 「ここに訪れたい」と思わせる目玉の観光地も少ない上、「仕事」というキーワードとミックスで考えてもそぐわない場所ばかりである。

緑がダメなら海は?というと、沿岸部は工業地帯。ならば川は?といっても尼崎に流れるのは川の中下流域のため「川のせせらぎを聴きながら」とは程遠いシチュエーション。尼崎でワーケーションはダメなのか、と思いつつも探してみると、ポテンシャルは疑問符が付くものの1つ見つけました。

尼崎市立青少年いこいの家

都市部の自治体が山間部の他市町村に保有する自然体験型の施設で、建物内の宿泊、敷地内でのテント泊、BBQ(機材貸出あり)などの体験が格安でできる施設です。


スペック紹介 ※(季)は季節限定

施設のスペック分析

屋内施設には、会議室×2、和室×3、多目的室×1と仕事場に使える空間としては申し分ないのですが、いかんせん設備が長テーブルに丸イス(!) 
これには大幅な改善が求められるため、現状では仕事場として利用するのは不向きのようです。

次に、駐車場に止めた車の中で仕事をするのはどうか。駐車場の配置を見てみると、外の景色がいまひとつで眺めを楽しむことはできなさそう。
車内に籠って黙々と仕事をするだけではせっかくのワーケーションの意味が半減してしまうので、こちらもあまりお勧めと言い切れません。

この施設内で非日常感を味わいながら仕事に取組むのに最も適している方法は、テントサイト(全20サイト)でテント(貸出あり)を設営してワーキングスペースを作ることと考えています。
※ただし簡易な机とイスは持ち込んでおかないといけませんが。。。

この施設を利用する最大の利点としては、都市部でコワーキングスペースをドロップインで利用するよりも安いコストで宿泊までできること。ガソリン代を入れるとトントンかも知れませんが、非日常的空間を満喫できることは間違いないと思います。

有識者の意見を待ちたいところ

発見した市内(?)の施設の利点を述べてみましたが、100%の自信をもってお勧めできる!とまではいっておらず、どちらかと言えば、何にもない尼崎市からようやく絞り出した1件、という感覚です。
ワーケーションに強い関心はあるものの未経験、ネットで収集した情報を頼値にワーケーションの在り方、実際にやってみた場合どの様なことが求められるのか、すべて想像の上でまとめた投稿です。ワーケーションの拠点としてのポテンシャルがどの程度あるのか、有識者やワーケーションを体験した方にご意見を伺いたいところです。

今回はここまでといたします。


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