私がおすすめしたいYouTubeの音楽系動画(藤井風、たろう16bit)
本noteでは、私がおすすめするYouTubeの弾いてみたや歌ってみた系の動画を紹介いたします。一つ目は藤井風さんの「弾いてみた」の動画を、二つ目はたろう16bitという方の洋楽メドレーの動画を紹介します。どちらも私が大好きな動画ですので、見たことがなければ是非この機会にご覧になってください!
はじめに
皆さん、こんにちは。てんていと申します。
皆さんはYouTubeをどれくらいの頻度で見ますか?
私は暇つぶしのためにYouTubeを見ることが結構あります。特に音楽系の動画をよく見ていて、有名アーティストのライブ映像から、一般の方による「弾いてみた」系動画などを見ます。
今日はそんな音楽系の動画の中から、私が皆さんに是非見ていただきたいものを厳選して紹介しようと思います。
皆さんにとっての新しい動画との出会いになれば幸いです。
それでは、どうぞ~。
1.「宝島」(吹奏楽) ピアノで弾きました/藤井風(2018)
一つ目の動画は、シンガーソングライター藤井風によるピアノ弾いてみた動画になります。
藤井風と言えば「何なんw」や「きらり」などの曲で知られるアーティストで、NHK紅白歌合戦に出場した経験もあります。
そんな彼ですが、実はアーティストとしてデビューする前から既に、YouTubeにピアノの弾いてみた動画を大量に上げており、最初の動画は2010年にアップした「【コブクロ】kobukuro-STAY ピアノ」。
そして私が紹介したい「「宝島」(吹奏楽) ピアノで弾きました」(2018)も、そういった弾いてみた動画のうちの一つであり、彼の卓越したピアノの技術が楽しめる動画となっています。2023年12月現在で再生回数はおよそ260万回。彼のカバー動画の中でも上位の再生数を誇ります。
本来「宝島」という曲は吹奏楽で演奏されることの多い、言わば「吹奏楽の定番曲」なのですが、彼の演奏の凄いところは、本来は吹奏楽で演奏される曲をピアノだけで聴かせているという点です。
短髪で金髪の青年が、ラフな格好で、誰もピアノだけで演奏したことがないであろう「宝島」を大胆にも弾ききるその姿は、さながら早熟のジャズピアニストが演奏するホームビデオを見ているような感覚になります。
画質・音質の悪さは「ラフ」という印象を与えますが、むしろそれが「味」に繋がっているとも言えます。
特に私が好きなのは、2:15~の一瞬の空白と、そこからサビに入って一気に盛り上がるところです。彼の楽しそうな笑顔と体全体で演奏する姿も相まって、演奏が最高潮に達していることが分かります。
ちなみに、藤井さんのカバーは「宝島」以外にも、邦楽・洋楽問わず様々なカバー曲があります。
中でも私が「宝島」以外で好きなのは「Stay With Me / 真夜中のドア- Miki Matsubara 松原みき cover カバー」(2019)になります。
彼の哀愁漂うボーカルと、間にある即興演奏が癖になります。また、演奏が終わった後のジャケットパロディにクスッとします。
さて、以上が一つ目の動画になります。
続いて、次の動画に移ります。
2.【全部俺】絶対聴いたことある洋楽トランスメドレー by たろう16bit Legendary oldies pop song cover medley/たろう16bit(2013)
二つ目の動画は、一般の方による演奏してみた・歌ってみた動画になります。その名も「【全部俺】絶対聴いたことある洋楽トランスメドレー by たろう16bit Legendary oldies pop song cover medley」(2013)。
サムネイルのシンディ・ローパーが印象的ですね。
これをアップしたのはたろう16bitという方です。不定期でこういった演奏系動画を上げています。
本動画の再生回数は驚異の980万回再生で、1,000万回再生が目前に来ています(2023年12月現在)。来年には達成しそうな勢いです。
この洋楽メドレーは、個人的には彼の動画の中では最高傑作だと思っています。
まず選曲が良い点。メドレーに登場する曲をいくつか挙げましょう。
・クイーン「Don't Stop Me Now」
・ザ・ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス「Purple Haze」
・USA for Africa「We are the World」
ジャンルも多岐にわたり、ロックにポップス、ソウルにファンク、さらにはレゲエも押さえており、どれも甲乙つけがたい名曲です。メドレーはこれら含む全34曲で構成されており、皆さんがどこかで聴いたことのあるであろう曲がたくさん詰まっています。比較的マイナーな曲も入っていて、
・エクストリーム「More Than Words」
など、新しい曲との出会いもあるという素晴らしい動画です。
他にも、曲のつなぎが自然である点、歌が非常に上手い点(大エンダー等で顕著です)、また曲の解説が書いてある点など、良いところは枚挙に暇がありません。さらにこれらの曲を全て一人で演奏し、一人で歌っているという点にも驚かされます。
孤独のセッション/たろう16bit(2021-2022)
なお、追加でおすすめしたいのは、たろう16bitさんが比較的最近上げた動画シリーズの「孤独のセッション」(2021-2022)です。これは、彼が尾藤十六郎(45歳)という架空のキャラに扮して、解説を交えながら演奏動画を作り上げるという動画シリーズです。
このシリーズは普通の演奏系動画とは一線を画すものです。
まず、ドラムにベース、ギター、キーボード、コーラス、ボーカルの全てを彼が担当しており、どれも高水準の演奏を楽しめる点。
また、普通の投稿者は演奏の完成形だけをアップするものですが、このシリーズでは1曲1曲を作り上げる過程(リズム隊を完成させ、上物を乗せる)までも解説して動画にしている点が素晴らしいです。
特にこちらの「孤独のセッション 「ドラム」 Solitary Session "drums"」(2021)は、ドラムについての基礎がよく分かる内容となっており、私のようなドラム初心者にとっては非常にありがたいです。
なお、「孤独のセッション」シリーズで扱っている曲はかなりバラエティ豊かです。いくつか例を挙げますと、
・クイーン「I Was Born To Love You」
・玉置浩二「田園」
・U2「Where The Streets Have No Name」
といった有名曲や、ゲームミュージックも演奏しています。どれもクオリティが高く、解説もあるため非常に見ごたえがあるシリーズです。
しかし、再生回数はどれも1万回未満で、1,000回再生を超えていない動画もあります。なぜここまで見られていないのか、私には不思議でなりません。先ほどの洋楽メドレーと合わせて要チェックです。
しかし、最近はあまり動画を上げている様子はありません(Xによれば仕事が忙しいらしいです)。
この記事が彼の元に届いて、少しでも彼の音楽活動の原動力になればこれ以上のことはないありません。
おわりに
本noteでは、私がおすすめするYouTubeの音楽動画をいくつか紹介しました。どれもおすすめの動画ばかりですので、見たことがなければ是非ご覧になってください。
他にも興味深い動画があれば、引き続きnoteで紹介しようと思います。
またどこかでお会いしましょう。