【グロースハック事例】意外と知られていない!ファブリーズのCM戦略とは!
どうも小嶋(https://twitter.com/dktky18)です。
今や日本人で知らない人はいないだろうという製品「ファブリーズ」。そもそも消臭芳香剤のパイオニア的存在であり、多くの人は消臭芳香剤としてファブリーズを利用しています。
少しビジネス的な側面から述べてみると、ファブリーズがどんなに気に入ってるからといって一家に10個もないでしょう。せいぜい1世帯に1~2個。
※ちなみに2014年の消臭芳香剤の市場規模は480億円とのこと。
シェアNo.1ではあるものの売り上げを伸ばすためにはどうすれば良いのか。一旦売上の公式を確認してみましょう。
売上 = 顧客数 + 商品単価 + 購入頻度
ファブリーズの購入に関して言えば、顧客数(世帯ごとの所有数)と単価はなかなか上がらないわけです。そのためには購入頻度を3ヶ月に1回を1ヶ月に1回にさせることを目指すわけです。
この頻度を上げるためにファブリーズが取った戦略が全くいやらしくなく、上手いなあと思っていたので、以下で述べていこうと思います。
ユーザーもそれが当たり前だと思って使っているので、さすがです!
まずファブリーズのCMをご覧ください!
「いや普通にファブリーズのCMだろっ!」って言いたくなりますかね笑
当然のように見慣れたCMだと思いますが、このCM内でファブリーズのグロースハックが実はあるんです。
それが、「ファブリーズを吹きかける回数」です。
「え、そんなところ??」と思うかもしれませんが、普段の生活を思い返してみてください。
枕ひとつとっても同じ場所に3,4回プッシュする人はいるんじゃないでしょうか。
実はファブリーズのCM、初めは「1回しか吹きかけなかった」らしいです。
でも、(別にそんなに吹きかける必要はないんですが)5回ファブリーズをプッシュしたCMを見ることによって自分も同じ行動になるのです。
CMなので、視覚的に訴えることはもちろん、「シュッ」という音も合わせて人間の記憶に刷り込ませています。
そのため僕ら消費者もそのCMに合わせて複数回プッシュするのです。
意外と気づいていませんが、こういった細かいところにグロースハックが仕込まれているのです。
当然、1回プッシュするより3回プッシュした方がファブリーズの消費量は多くなるので、購入頻度も自然と増えます。
結果、ファブリーズの売上も伸びるといった見事なグロースハック事例です。
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