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【世界樹の迷宮III】新しくなってた世界樹【プレイ初感・前編】

本記事は、世界樹の迷宮III 星海の来訪者のネタバレを多分に含みます。

©ATLUS ©SEGA

お世話になっております。厭味です。
11月も終わりそうですね。
11月が終われば流石にいよいよと冬が本格化すると思われますが、どうしましょう。冬は裸族の敵なんだ

世界樹の迷宮III(Remaster)を本編クリアまで進めることに成功したので、感じたことや感じなかったことを書き殴らんとNoteを開いた次第であります。
とても良いゲームでした。相変わらずシビアで、対策を練っても全滅しかねない難易度でした。私はとても満足です。

まだ本編クリア後の世界には未到達なので(三竜とかがいるかも調べていない)、本文中にゲーム全編通せば齟齬がある表現が含まれる可能性があります。

それでは、いくぞっ!!


冒険まで

世界樹IIを遊び倒し、世界樹初代を改めて遊び、そしてとうとうやってきた世界樹III。
私はわっくわくしながら配信を開始し、ゲームを起動した。それはもうわくわく、wkwktktkだ。

今回は海際の国(街?)が舞台ということで、海賊とかそう言うのがクラスにいるんだろうな、と予想しながらギルドに向かい、絶句
知らんクラスしかない

だから「このゲームつまんなーい」とかではなく、問題は「どうパーティを組んだらいいんだ……」という点だ。
あまりにも前作とクラス構成が違うので、勝手がてんで分からない。

アチョー✋

先ずメディックに該当するクラスを見つけるところから始めると、モンクがそうらしいと気がついた。
「じゃあモンクを入れるか〜(あまり好きな見た目じゃないな〜)」ともごもごしていたら、配信に来てくださっていた方よりプリンス(プリンセス)をお勧めしてもらった。

おめめキラキラ

折角クラスが一新されているので、メディックっぽいクラスよりももっと新しいクラスを入れよう、と思い至り、プリンスの投入を決意。
回復に加えて、プリンスはバフ役もできるという。

回復役とバフ役が決まったので、あとはデバフ役と縛り役、攻撃役を選ぶことに。
取り敢えずエクスタシーがしたい
私の中で世界樹は、相手を縛って気持ちよくさせて優勝するゲームだ。
そこで縛りが可能なビーストキングの投入を即決。
すぐさまエクスタシーが今作にないことを知るが、とにかくビーストキングが可愛いのでそんなことは一旦隅に置いていた。

今作最かわちゃん

初めは気が付かなかったが、ビーストキングはむしろデバフ役として働いてくれる
ビーストロアドラミングで相手の攻撃と防御を下げられるのだ。
これに気がつくのにかなりの時間を要したけど、最後までデバッファーとして活躍してくれた(しかわいいので)オールオッケー👍

エクスタシーがないことを知らされたものの、ウォーリアーのスキルに縛られた相手へのダメージが増えるバインドカットがあることに気がつく。
ほとんどエクスタシーじゃん!」と興奮冷めやらぬうちにウォーリアーの投入を決意。
しかしウォーリアーのスクショを撮り忘れてしまった。不覚。

本作の最かわ、その2

縛り手段が1つだと心許ないな、と思い、シノビを更に採用。
このクラスも、とにかく可愛かったので顔採用の意味合いが強かったかもしれない。
後にこのキャラクターは、真の回復役として活躍することになる。
今作にはサブクラスというシステムがあり、メインのクラスに加えて他のクラスのスキルを覚えることが出来る。
シノビは煙りの末というパッシブスキルによって消費TPを減らすことができるので、回復スキルを連打出来て気持ちが良い。

目つきが悪い紫髪。好きだ。

最後に、純粋な火力役としてゾディアックを投入した。
ゾディアックは強いとかそういうのを置いておいて、目つきが悪くてかなり顔がいい
私は目つきの悪い男が好きだ。長髪紫髪だと尚良い。
ゾルディックと何度も言い間違えて来たが、そんなことにもめげずに彼は高火力で森のかわいい生き物たちを屠り倒してくれた。
顔採用だったが、火力貢献はパーティー随一だったと思う。

本項最後に、本パーティの運用を列挙しておく。別段最適化されたパーティーでもなく、特にビーストキングは採用率が高くないらしい。可愛いのに

  1. ウォーリアーはチャージを、ゾディアックはエーテル圧縮を攻撃前に必ず行う。相手に縛りがあった場合はウォーリアーでバインドカットを、ない場合はブレイクで攻撃する。ゾディアックは三色魔法のいずれかを使用する。

  2. ビーストキングで催眠梟招来あるいは暴れ野牛招来を行う。使い分けは大まかに、雑魚処理は🦉、ボスは🐃としていた。召喚後、ビーストロアとドラミングを切らさない様に立ち回る。

  3. シノビは主に影縫で縛りを狙う。サブクラスをモンクにし、適宜回復を行う。気が向いたら忍法 含針で眠りをばら撒いていた。

  4. プリンスは防御の号令あるいは予防の号令を優先して行う。余裕があれば攻撃の号令を行う他、敵の強化をリセットウェポンで消す。ロイヤルベールで戦闘時の回復を行う他、非戦闘時にはキングスマーチで回復をする。

終盤にはプリンスの回復が足りなくなったので、シノビのサブクラスをモンクにして回復役として働いてもらっていた。

樹海探索

はじまり

世界樹初代〜IIIを通して、最も時間がかかるのは第一階層なんじゃないだろうか。
特に、1階で何度も宿と樹海を行き来し、レベルを5くらいまで上げるところが一番攻略で時間のかかる段階だと思う。
なんならここが一番ワクワクしているかも知れない。
ボス戦よりも死の匂いが強く漂っており、気を緩めようが引き締めようが運で死ぬ

にゃーん🐈

世界樹IIIにおけるビギナー狩りは可愛い猫ちゃん(オオヤマネコ)だ。
気持ち、世界樹IIのクローラーよりも多く出る気がする。
レベル5くらいになるまでに出会うと壊滅必至なので、最序盤は入り口近くの広間をくるくる周ってすぐに宿へ戻れる状態を作っていた。
この間、あまり敵を倒せないまま宿に戻ることが多く、所持金が目減りする。そのため「金欠で死ぬかも」という別のドキドキも楽しめた。これも暮らしだ。

ムロツミ

カナエ

本作のよく分からん要素の1つだと思う。
彼らが酷い目に遭うけど、その意義がゲーム体験において極めて薄く感じる。

第一〜二階層では、別の2人組パーティのムツロミ(2人で樹海に潜るな)関連のイベントが発生する。
ゾディアックのカナエとシノビのアガタの2人組(2人で樹海に潜るな)と交互に話をしていく形で、兎に角アガタが第2階層に行きたがっている。
理由が分からないものの、協力要請に応じないのも意地悪に感じたので、取り敢えず彼らの要望には基本Yesを返すことにした。

アガタ

彼らの要望に首を縦振りしていると、第一階層ボスの情報をくれるのだが、遠回しすぎてよく分からなかった。今となっては理解出来るのだけれど。
前提として、今作はマップに表示されない1マスの隠し通路が多い。
そこで、

「湿地帯を自在に動くナルメル(ボスの名前)は
まずその動きを封じる必要があり
その為には地形把握が必須です

初め、これをカナエから聞いて「何か行動を止めるギミックがあるのだろう」と思った。
というのも該当エリアには沼があり、これは入ると移動に2ターンかかるギミックだ。
なので、このギミックにボスを追い込むのだろうと思った。
しかし、それは違って、重要なのは「地形把握が必須です」の部分。
前述の隠し通路があることを示唆していたのだと思う。
ボスは沼とか気にせずに移動しやがる。ずるい。
次に、

「その上で、ヤツをうまく広間の
隅へと追い詰めて…、動きを
封じた所で背後から襲撃! です」

ここからは当初「隅に動きを封じるギミックがあって、背後から攻撃して先制を取ると有利に戦えるのだろう」と考えたがこれも大凡違った。
ボスは追いかけると該当エリアの隅に移動しようとする。
ボスが移動後、隠し通路を通ってボスのいる場所へと移動すると逃げる通路があるにも関わらず何故かボスが硬直し(つまり追い詰めてはいない)、背後から攻撃をすることが出来る。なぜ?

唇お化けナルメル。これでナマズらしい。

ここは端的に、「普通に追いかけてはナルメルに追いつけません。どこかに隠し通路がないか調べる必要がありそうです……」とか言ってくれても良かったと思う。何せ、隠し通路の存在はまだ強調されていなかったはず。これで丁度良いチュートリアルになったんじゃないか。

第一階層のボスを千切っては投げ、ボロ雑巾にすると、彼らは意気揚々と第二階層に進んでいく。
冒険者一行も突入する訳だが、ここで問題のイベント群が発生する。

先ずこの段階で、冒険者一行とムロツミは第一階層の途中で出会い、特に共闘らしい共闘もまだない状況で、要するに友好関係が強く築かれた訳ではない。これはこの先の重要な前提だと思う。

そんな中、カナエの様子が少しおかしく、アガタからカナエが記憶喪失であることが急に告げられる。私達を信頼するの早すぎない?
その後、カナエの記憶をどうこうするためにアガタが第2階層奥へと進んでいく。
しかしその進む先はそこそこ強めの巨大古代魚の巣となっており、国(街?)の兵士や他冒険者の死体が山積りになっているところだ。
案の定、カナエかアガタのどちらかが死ぬ

カナエの死

冷たい感想かも知れないが、死なれても反応に困る
私達は彼らに愛着が湧くこともないまま、救う手段もなくただ彼らは死ぬ。
なので、「ああ、世界樹IIのフロースガルだな」くらいの感想だ。
フロースガルは死ぬことによってペットという職業が開放されるが、ムロツミにはそれもない
ただ死ぬだけ。その後、彼らによって語られるものは何もない。

これに対して、残るものは「なんだかいやぁな気持ち」だけだ。
もし、彼らの死によって「迷宮の恐ろしさ、厳しさ、理不尽さ」を強調することが目的なのであれば、彼らとの友好関係がもっと築かれてからか、第一階層ボスで唐突に行われるべきイベントだと思う。
如何せん、彼らに対する気持ちが築かれる前に死ぬので、第三階層を攻略する頃には本編ストーリーも忙しく彼らのことをすっかり忘れてしまった。

もしも「なんだかいやぁな気持ち」が目的ならば、この先もこういったイベントが続いてくれないと印象が薄くなりすぎると思う。
彼らはキャラクターデザインも良く、どうやら記憶喪失など面白い設定を背負ってもいた。
が、結果として命が薄味で、せめて救える選択肢が用意されていて欲しかった。ていうか、2人で樹海に潜るな。

あ、もしかして、2人で潜るとこうなるよ、という例示だったのか……?

第二階層 海嶺ノ水林

樹海を探索する中で、クジュラオリンピアというキャラ2人とたびたびである。

実はお茶目なクジュラさん

クジュラは目つきの悪い、全人類を見下している様な男だ。
一見私の好みの様で、金髪なのでアウトーッという評価に収まった。
逐一こちらを見下した発言をするのもマイナスポイント。
どうやらアーモロード(舞台となる国)の姫に絶対の忠誠を誓っているらしい。

ジャックランタンの耳当てが可愛いオリンピア

オリンピアは初め「初心者冒険者を助けたいのです😀」と声をかけながら、最終的には前述の古代魚の巣へと冒険者を誘う鬼畜生初心者キラーだ。
正体は深都(ストーリー中盤で訪れる国)で製造されたアンドロ(機械兵器、クラスにもある)で、深都の王にどうやら恋しているらしい。

道中クジュラからニチャニチャ嫌味っぽいことを言われながら樹海を進んでいくと、オリンピアが冒険者を殺すことで深都の探索を阻害していたことが明らかになる。
その方法は「古代魚の巣に冒険者を誘い込んで古代魚に殺させる」だった。

なぜ???
オリンピアは彼女単体でそこそこの戦闘力を保持していることが後に明らかになる。
第二階層を探索する冒険者の相手なんぞ赤子の手を捻るが如しだっただろうに。
一応、オリンピアがことある毎に疲れた様子を見せていたので、あまり活発に動ける状態になかったのかも知れない。

お茶目なワニさん🐊

古代魚の巣から生還した後、オリンピアを追いかけると、彼女は次にお尻を魅せ付けるワニさんを繰り出してくる。
残念ながらワニさんは炎に弱いため、一瞬にして消し炭にされてしまうと、次はオリンピアとの戦闘に……、というところで天より声が響き、それを制止する。
声の主から海珠を渡され、これを使って樹海の奥に来る様に言われる。

海珠がないと奥にはいけない様だ。
じゃあオリンピアが冒険者を殺さなくても良かったんじゃ???
クソッ、謎が謎を呼ぶ。

海珠を使い、野良お尻を魅せ付けるワニさんを更に消し炭にしながら奥へ進むと、第二階層ボス・とても大きく白い鯨(海王ケトス)さんと相対する。
鯨さんの大きさは凄まじく、画面全体にドドンと表示される姿は圧巻だ。
そしてこんなに大きいのに、スキル・潮吹きで姿がよく見えなくなり、こちらの攻撃が当たりにくくなる。なんぼほど潮吹くねん

でっかい

この段階ではまだプリンスの予防の号令が完成しておらず、大いなる調べによる全体睡眠に少し苦戦した覚えがある。
とはいえ鯨さんは炎が弱点なので、ゾディアックの炎の星術でボッとなっていただいた。

深都発見と第三階層

冷たい目のオリンピア

おっきな鯨さんを撃破後、さらに進むと深都に到達する。
深都には人も住んでいる気配があった。
てっきり遺跡みたいなのを想像していたのでびっくりした。

深都突入早々、オリンピアがやってきて、「深都のことは黙っていてほしい」と頼まれる。
ここで謎のシナリオ分岐が発生する。
今作は本編ストーリーが3つある。大雑把に言って「深都ルート」「海都ルート」「裏ルート」だ。
最終的に深都の不説明と海都の身勝手により両都が敵対する。
どちらにつくかで深都または海都ルートに決まるが、どっちつかずのルートが存在しており、それが「裏ルート」だ。
深都も海都も冒険者一行を都合のいい駒としか見ていないので、正直個人的にはどちらにもつきたくない。(一応全ルート見ました)

そこで「裏ルート」を目指したいわけだが、このための条件の1つ目が「オリンピアに深都を秘密にすると約束する」を達成した上で「海都に戻って深都のことを正直に報告する」だ。
なんでぇ……???
この行動は深都側の不信用を買うことになると思うが、後にオリンピアも深都の王も冒険者一行に全幅の信頼を寄せ始める
どうしてぇ……???
みんな優しいね🫨

オリンピアとの約束を海都ですぐに破ると、海都側が深都に友好の品を贈りたいと言い始める。

横乳

そこで、海都の贈呈物を運ぶために現れたのが上スクショの女性だ。
「あ、絶対海都は裏切る気だ」と直感した。女性が胡散臭すぎる。
こんな露出度の高い格好をした真っ当な人間がいるはずがない
しかしこの直感は外れ、彼女は深都で店を開いて冒険者一行を助けてくれる様になる。疑ってごめんね

深都はそこそこあっさりと海都の申し入れを受け入れる、まではいかないものの突き返す様なことはせず、ある程度海都の好きな様にさせると判断。
それよりもと、冒険者一行に絶対悪、諸悪に会う様に命令してくる。
これにより第三階層の探索が始まる。

第三階層 光輝ノ石窟

第三階層はとても綺麗な洞窟で、音楽も緊張感がありとてもお気に入りの階層だ。
ダメージ床の数が凄まじいが、プリンスのパッシブ回復のおかげであまり気にせずに進むことができた。
攻略上で一先ずは特筆することはないと思う。

きゃわいーーん

第三階層を走り抜けて出会ったのは、深都の王が巨悪とする生き物(真祖)だった。
かわいい。むちゃくちゃ可愛い。
急にネタバレをすると、海都の姫はこの生き物の眷属的な状態になっている。
私も眷属にしてくれぇ〜〜〜い!
と思ったものの、それも叶わず、話が終われば直ぐ深都に戻ることに。
一緒にチーズケーキと茶しばきたぁ〜〜〜い!
夢、叶わず。

全てを知っていたらしいクジュラ

さて、ここまでの本編ストーリーを少し整理する。
まとめると海都も深都も阿呆、なのだけれど、それだと何も伝わらないので掻い摘むと、

  1. 世界樹の導きにより、絶対悪(魔)と戦うために深都の王は深都を沈めた。魔は人類の感情の昂りを餌に強化されるため、少数精鋭で戦う必要がある(あくまで深都の王談)。海都の姫は実の妹だが、記憶を失っている。

  2. 海都の姫は深都の王に会うために絶対悪から不死の力を授かった。姫の側近は「感情の高ぶりを餌にする」を知ってか知らずかズケズケと樹海を進んでいき、魔に近づこうとする。

正直なところ、私は以下の点がよく分かっていない。(読み飛ばしたかも)
そもそも、エンディング後の話で明らかになる可能性もある。

  1. 何故深都の王が記憶を失っているか。どうやら世界樹と魔は敵対関係にある。姫が魔の性質を取り込んだことにより、世界樹によって都合が悪いので記憶を操作されたんじゃないか、と考えている。

  2. 何故海都側が魔に近づこうとするのか。姫の側近曰く、「深都だけで魔を討伐しようとするのは水臭い」らしい。クジュラの「魔のことも全て知っていた」という発言が真で、深都の王の「魔は感情の高ぶりを喰う」が真なら、海都はむしろ「自分らだけで魔を討伐できる」と驕り高ぶっている集団ということになる。実際は、精鋭のクジュラはオリンピアと同格程度の力量で、とてもじゃないが独りで魔を討伐できるとは思えない。

  3. 深都の王が海都を何故説得しなかったか。姫が魔側であることを深都の王は知っている様だったので、接触を危険視したか、無駄だと判断したかのどちらかだと思う。

  4. 海都側は魔に近づく前に何故深都の王に接触しなかったか。深都の王が記憶喪失であることとその要因を彼らは知らないので、先ずは馬鹿正直に深都の王へ接触を図るのが自然に感じた。しかし彼らは頑なにそれをせず、クジュラを樹海の奥へ奥へと派遣させる。

結局のところ、世界樹がどこまで首を突っ込んでいるのか海都側がどこまで状況を理解していたのか、そして魔が本当に悪なのかがこの段階で判断に困る点だった。
本編クリア後の今でも、これらはあまり解決していない。
「魔が本当に悪なのか」についてはラスボスの発言から少し窺い知れるところがあるが、確信はない。

おっきい💕

第三階層のボスはとてもおっきかった。

フカビト信仰と第四階層

第四階層 深洋祭祀殿
いやらしいおめめがいっぱい

第三階層を踏破し到達した第四階層は、今までの自然物から離れた人工的なダンジョンだった。
その名の通り神殿で、昔は深都の王が使用していた施設らしい。
今までは真祖の眷属(フカビト)に占拠されている。

フカビトの戦士さん

フカビト、キャワイーーーーン
あまりにもどすけべなフカビト達を前にして、今作に「口説く」というコマンドがないことに大いなる遺憾を感じながら進んでいく。

フカビトにしか見えない像
フカビトにしか見えない壁画

祭祀殿の内装は、もともとは深都のものであったにしては不可解なほどフカビト・テイストに仕上がっており、とても目の保養になる。
これはフカビト達がせっせとリフォームした結果なのか、元々こうであったのか。
仮に後者なら、フカビトと人は共存関係にあったか、フカビトが人の信仰対象であった可能性がある。

この階層は、深都と海都のどちらについているかによってボスが変化する。
今回は深都についた場合に沿って書いていきたい。

歯茎お化け

違った。これは至って普通のF.O.E.、歯茎お化けさんだった。

ちゃいます。海都が嫌なだけです。
クジュラさんのポケモン

第四階層奥まで行くと、クジュラに遭遇する。
そこへ直様オリンピアが登場し、クジュラと戦闘を開始する中、冒険者一行はクジュラの放つポケモンと戦うことになる。

それが……

服を着ろ

服を着ろ
しかしこのモンスター(幻獣らしい)、さまざまな状態異常をばら撒くためになかなか鬱陶しい戦いを強いられる相手だ。
この頃には、モンクをサブクラスにしたシノビに最大レベルのリフレッシュ(状態異常回復)を、プリンスには予防の号令を使用させることで状態異常の脅威が薄まっていた。
とは言うものの、予防の号令が途切れたタイミングで状態異常が飛んでくると容赦無く壊滅の危機に陥る

世界樹初代から今作の中では、今作のボス戦闘が一番バランスよくできていると思う。
どのボスも、対応しなければならない事柄が1つ2つ程度と少ないにも関わらず、気を抜くと一瞬で壊滅ギリギリまで追い詰められるくらいの難易度に仕上がっている。
これは世界樹初代、IIも大凡該当するのだけれど、今作はあくまで「壊滅ギリギリまで」で、準備をしていれば窮地から建て直すことが難しくない。

私は「完全な準備をしないと直ぐに壊滅する」くらいの難易度はあまり好きではない。
理由は、そこまで戦略を固められると、好きなキャラクターやシナジーを使用したいと言う欲求が満たせなくなってしまうからだ。
この欲求を満たしつつシビアな戦闘が楽しめる、と言う意味でバランスがいいと思う。

第五階層と結末

昔のゲームとはいえ、どこまでネタバレを気にせず書くか、の塩梅が難しい。
第五階層周辺のストーリーは今作の周回要素の1つなので、一応記述を避けたいと思う。

とりあえず断片的に、第五階層の思ひ出をぽろぽろしていきたい。

森うさぎ

世界樹初代にも出てきたうさぎ(股間突き出しむっちり変態うさぎ)が、相撲スタイルで復活した。
よりデブケモ好きに刺さりそうな体系で四つん這いになっていた。
えっちだ。尻を出せ🍑

まさしく迷宮

B19Fは特定のルートを特定の方向で移動すると特定の位置にワープするというエリアで、ワープゲートの方向からある程度のワープ位置を推測できるものの、上スクショの複雑さがあるので大変攻略に難儀した。
今作で最もマップ把握に時間がかかった階かも知れない。

きちんと確認していないが、昼夜で進行ルートが変わるらしい
私は基本朝行動だったので、気にすることなくFinish出来た。

不審なものを口にするんじゃないよ。

本作のストーリー終盤には、世界樹初代と同様に悪い意味で謎が多い。
上のシーンは、今作で面倒くさいことになっている人間関係やなんやらを一発で解決できるアイテムを、冒険者一行の手によって深都の王と海都の姫に渡したところである。
多少怪訝な様子を見せるものの、あまり躊躇なく彼らはそれを口にする

これは「王と姫が冒険者一行に全幅の信頼を置いていること」と「冒険者一行の手によって渡されたこと」により成し遂げられたことだが、冒険者一行は途中まで一方の肩を持っていたために両方から信頼される謂れはない

王と姫からの信頼の前提として、ストーリー途中からクジュラとオリンピアの両名から謎の信頼を獲得している点がある。

クジュラさんとの雑談シ

3つ目の分岐に到達する場合、深都(あるいは海都)側につきながらも最終的には深都(海都)の手を離れ、独自の思惑で行動を行うことになる。
これを、例えばクジュラは「深都の手を離れ、姫のために行動をしてくれている」と何故か捉え、海都のお偉いさんに報告している。

新都の犬やない、海都が嫌やねん……

上の様な発言をしておきながら、だ。

如何せん、通して一度しかプレイできていないので前後関係が若干あやふやだが、私の場合、深都に加担していたためにオリンピアから信頼されるのは百歩譲って理解できるが、クジュラからの信頼を勝ち取っている理由が不明だった。

世界樹初代の終盤の感想が「シナリオ書くの疲れちゃったかな?」だったのだが、今作もストーリーについては似た様な感想に落ち着いた。

顔が怖い

深都の王の顔が怖い。

エンディング後

エンディング後の少し虫のいい話

ラスボスを討伐後、新都の王と海都の姫は「人ならざるものである」と言うことを理由に深都と海都を離れ、静かに暮らすと言い出す。
さらには王から「あとのことは、任せたぞ……」とか言われる。
待て、国政とかそう言うのも任せられている……???

王の目的は魔の討伐だったはずだ。
ラスボスはあくまで魔の側近の様な存在のはずで、まだ目的を達していない。
にも関わらず、それを途中で放り出し「あとは任せたぞ……」はあまりにも無責任じゃないか……

これじゃあ、

ヤー!!

元気そうなケセランパサランも、

ヤー……

元気を失ってしまう訳だ。

は?

まとめ

面白かったか? もちろんとても面白かった
私は世界樹の迷宮にフレーバー程度しかストーリーを求めていないので、多少の飲み込めなさは問題ない。
そもそもシナリオ周回もしていない現状、記憶違いや読み飛ばしなどから前後関係を把握しきれていない可能性がある。

世界樹IIから考えれば多くのクラスが複雑なスキル構成をしていると感じている
ものの、システムの輪郭を掴むことはそう難しいことではなかったと、最終的には感じている。
サブクラスについては何にもわかってないけれど。

クラスについて、アンドロをどう使いこなせばいいのかが分からず仕舞いなのが悔やまれる。
自己スキルのシナジーやチェイス系のシナジーが強くなく、というか弱く、コストもかかるので、今の所屑鉄に成り下がってしまっている。

世界樹IVは優しい世界らしい
詳しい情報を入れていないので、全貌どころか微塵もどういったゲーム性なのか知らないが、いつかSteamやSwitchでできる様になることを願っています。


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