いまの自分の価値ってなんだ?
農家を目指そうと思い、日々の思いを発信することを意識してから考えはじめたことは、
「いまの自分の価値ってなんだろう?」
ということ。
農家にもなっていない人間になんの価値もないよな…と思ってたけど、最近になって自分の価値はどっかにあるんじゃないか?と思い始めた。というのも、このYouTuberを見つけたことがきっかけだ。
おじとらチャンネル
これは、長距離トラックの運転手のおじさんが長距離トラックを運転して、飯を食うという動画だ。現時点で15万人以上の登録者がいる。
僕はなにか特別なことがあるんじゃないかと思って動画を何本か視聴してみたが、ただひたすらおじさんが長距離トラックを運転して、飯を食うだけだった。
特別なことじゃなくても価値になる
そのなかで感じたのは、運転手のおじさんの優しい口調に癒され、大盛りの白ごはんをほおばる姿に癒されるという、癒し動画だということ。ここに大きな価値を感じた。表現が正しいかは謎だけど動物の動画を見るのに近い感覚。
この動画を見る人はどんな人なんだろう?と想像する。
動画内では食事したお店の人に話しかけられたり、たまたま近くを通ったご夫婦とかトラックの運転手に話しかけられたりしている、あとこの動画をみてトラック運転手を始めた人もいるらしい。
おじさんの動画をみて癒されたい人とか、同業者の人、仕事を探している人がみているんだろうなと想像できる。
自分の場合はどうか?
じゃあ僕の場合はどうだろうと想像する、自分と同じくこれから農家を始めたい人だろうか?すでに農家の大先輩だろうか?家庭菜園をしている人だろうか?仕事を探している人だろうか?
どうあっても誰かの価値になるはずだと思って、とにかく今の自分が思う視点で表現できることをやり切りたい。そうすることが結果として価値になるんだろうなと思う。
圧倒的初心者の価値
そういえば、僕が会社員として働いていて新人が入るときを想像してみると、新人の価値って圧倒的な初心者の視点だったなと思い出す。
自分が携わるサービス(これからだと農業)に対して、全く先入観のない視点でお客さん目線でモノを考えることができるところやこれってムダじゃないですか?みたいな核心をつくような視点とかってかなりの価値だったなと思う。
「なにも知らない」は価値になる?
そうなると、僕のこれから農家になる前の状態の価値って、なにも知らないことなんじゃないか?と感じる、何も知らないから農業に対しての先入観がなくて、ムダに見えることはムダだと考えるし、ネットを使う農家ってなんでそんなに多くないんだろうって考えてしまう。
理想と現実はあるだろうから、いま自分が考えていることのほとんどはマトはずれかもしれないけど、それでもいろんなモノをとっぱらった考え方ができるのは今だけだろうから、今のうちに好きなことを考えて記録しておきたい。
いつか農家という職業に慣れてしまっていまの自分の視点を忘れた僕が、いまの自分の考えを見返したときにハッとするような視点が残るように。