気になる授業の舞台裏 ―経営学部―
私たちは学生目線で大学をPRする活動の一環として、大阪経済大学の広報誌「SOUHATSU」で広報隊ページの企画編集を担当しています。
経営学部のオンラインぶっちゃけ!?
今回の記事は「オンラインのぶっちゃけ」をテーマに取材しました。その中で気になる授業の舞台裏についてSOUHATSU54号に載せきれなかった内容を掲載します!
昨年のコロナで一気に導入されたオンライン授業。授業を行う側の先生はどのような工夫や準備をしているのか、「経営組織論」を担当している経営学部の本間 利通(ほんま としみち)先生にインタビューしました。
Q.オンライン授業で心がけていることは何ですか?
A.受講生がストレスを感じないように、「通信環境」と「音声」に気を遣っています。他には、学生と双方向のコミュニケーションができるよう意識していますね。質疑応答や投票ができるシステムを使って、私からの質問に受講生が反応できるようにしています。このシステムは使ってみると結構便利で、対面授業でも活用していきたいと考えています。
※双方向ツール「slido」の使用イメージ図
Q.授業で使用するスライドを作成する際にこだわっている点は?
A.授業で使用するスライドは20ページくらいなのですが、だいたい1枚あたり1分で説明できるよう作成しています。
Q.授業で意識していることは?
A.「形式を教える」ことを意識しています。形式を教えるのは、行動を起こすきっかけにしてほしいからです。例えば、レポートを書くにしても、書き方を知らなければ、そこで止まってしまうけれど、書き方を知っていれば、まずは書いてみるという行動は起こせます。コントをするにしても、「ショートコント!」と始める前につぶやくだけで、とりあえずコントらしいことができる気がしますよね(笑)
何をするにも、行動に移すことはなかなか簡単ではありません。だから、まずはスタートラインを切るという時に、形式が役に立てばいいなと思っています。
Q.先生ご自身の授業に対するモチベーションはどこにありますか?
A.教員というのは、効果が大きい仕事だと考えています。自分1人が賢くなったところで1人分ですが、「経営組織論」だと260~270人の受講生がいるので、270人がちょっと良くなるような授業をすることで、270倍の効果になりますよね。
教育の最前線に立っている者として、しっかり教えなければいけないなということ、そして学生が成長することで世の中を間接的によくしたい、これらの思いがモチベーションにつながっています。
Q.学生への期待は?
A.自分の意見を持ってほしいですね。自分の意見は大したことないと思わずに、自分が自分の考えをきちんと持っていることに価値があるのだと気付いてほしい。自分の考えを持っている人は、発言する時の態度も変わってきます。
【学生広報隊から読者へメッセージ】
オンライン授業を受講していた時には、少し怖いイメージがありましたが、インタビューを通じて学生思いの先生であることがわかりました!先生の授業の苦労をお聞きして、受講する側の私も、もっと勉強に力を入れようと思いました。
インタビュアー:阪本珠吏