いま、4回生から就活の経験談を頂きました! ~こんなんなんぼあってもいいですからね~
コロナウイルスの影響で、就職活動も大きく変化しました。相次ぐ説明会の中止やオンライン面接など、企業も学生も初めての試みばかりでしたが、その中で4年生が体験して得たことを聞いてみました。
【写真左から、清水さん(情報社会学部4年)・濱田さん(情報社会学部4年)・
仁部さん(経営学部4年)・松野さん(経済学部4年)】
※いずれも2020年12月時点
Q. オンライン面接で良かったことは?
松野 家が遠いため、交通費がとてもかかることを予想していましたが、オンライン面接になったことで交通費の心配がなくなり、経済面でとても助かりました。
仁部 交通費だけではなく、移動時間も節約でき、直前まで面接対策ができるようになったのも大きかったですね。
松野 確かにそうですね。また、自分の部屋で行うためリラックスして面接に臨めました。
濱田 私はカメラの横に付箋を貼っていたので、本番でも言いたい内容を思い出せたことです。また、普段から私はジェスチャーが大きいのですが、対面では大きすぎてもオンラインではそう見られにくかったことも良かったと思います。
清水 うーん。私の場合は良かったことが特になく、むしろ困ったことのほうが多かったです。
Q. オンライン面接で困ったことは?
清水 パソコンが古く、スマートフォンで面接を受けたことです。充電がすぐ無くなり、とても焦りました。充電60%の状態で面接に臨みましたが、終盤は20%でとても驚きました。また、面接が終わったら自分の部屋だったという感覚にも戸惑いましたね。
松野 確かに。オンラインでは対面で話す感覚とは違いますよね。私の場合は、間の取り方が難しく、あまり会話を楽しめませんでした。
仁部 私は目線に苦労しました。カメラを見ながら画面も見なければならず、どこを見るべきかに困りました。そして、カメラは映ったのに声が届かないこともありました。その時は電話で対応していただきました。
濱田 目線を合わせるなど相手に良く見てもらえるよう、パソコンの高さや照明の明るさ調整、部屋の整理整頓、背景選びなど、面接に向けて自分の部屋を変えるのに大変手間がかかりました。また回線トラブルもあり、特に雨の日は通信が悪く困りました。必ずスマホを横に置き、すぐ連絡できるようにしていましたが、通信がうまくいかないなどの理由で会社側から日程変更をお願いされ、調整したこともありましたね。
Q. オンライン面接時は部屋のどこを背景に選んだ?
濱田 真っ白い壁がある場所を選びました。
松野 白い壁がなく、茶色い壁を選びました。
仁部 私は、クローゼットです。
清水 同じく私もクローゼットですが、友人の中には和室を選んだ人もいるようです。
濱田 部屋をきれいにしたうえで、「興味があるものを⾒えるようにしておくと良い」ということを⼤樟塾※1で学びました。アイスブレイク※2で聞いてもらえるかもしれないからです。
仁部 書斎を背景にしている⼈は「読書が好きなのですか?」と聞かれるかもしれないということですか?
清水 そういうことです。それを狙ってあえて私はグローブを置きました。
松野 腹筋ローラー置いとけば良かった…。
※1 大樟塾とは、大阪経済大学の学生を対象とした就職課による就活力を養う講座で、ワンランク上の就職活動に挑戦する3年生のためのプロジェクト。主に就職活動におけるフォロー講義や面接練習などを行う。
※2 アイスブレイクとは、企業間での取引や商談をする際に、はじめに世間話などの商談と関係のないことを話し、商談をしやすい環境を作る行為のこと。ここでは、面接の初めに面接官と就活生が距離を少しでも縮めるために行う会話のこと。
Q. 就職活動のアドバイスをお願いします!
清水 就職活動はもちろん、一見何も関係ないと思えることでも全力で取り組みましょう。それらはいずれ財産になると思います!
仁部 当初事務職に絞っていましたが、⽂系総合職=営業とは限らないことを学び、⽂系総合職に視野を広げたことで、内定をいただくことができました。皆さんも広い視野を持って臨んでください!
松野 就職のことを聞きたい時や辛い時、泣きたい時などは頼れる人には素直に頼り、活用できるものは活用しましょう。たまには息抜きも必要です。就職先は早く決まっても遅く決まっても入社は4月です。周りに流されず、自分のペースで頑張ってください!
濱田 事前準備をしっかりしましょう。就職活動は情報戦です。早ければ早いほど良いので、相手より知識を深めて挑もう。また積極的に面接を受け、オンライン慣れするなどしておきましょう。やればできる!
(取材:萩森)