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気になる授業の舞台裏 ―外部講師編―

私たちは学生目線で大学をPRする活動の一環として、大阪経済大学広報誌「SOUHATSU」の広報隊ページの企画編集を担当しています。

外部講師のオンラインぶっちゃけ!?

今回の記事は「オンラインのぶっちゃけ」をテーマに取材しました。その中で「気になる授業の舞台裏」についてSOUHATSU54号に載せきれなかった内容を掲載します!

 コロナウイルスの影響でオンライン授業が始まり、初めてのことに戸惑った学生も多い中、先生はどのようにオンライン授業を作られていたのでしょうか。今回取材を通して、オンライン授業の舞台裏を知ってもらいたいと思い、社会人基礎学力(SPI)担当の桐生 富希(きりゅう ふうき)先生にお話しを聞きました。

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Q1.オンライン授業のメリットとデメリットを教えてください。

A.メリットとしては、個別指導のような形で皆さんにお伝えできることや、みんなが余裕のある状態で受けてもらえて、何度も繰り返し見てもらえるところです。これにより、それぞれのペースにあった授業ができます。デメリットとしては、相手の反応が見えづらく、みんながどう感じているのかが分かりづらいところや、サボる人が出てきてしまうところです。

Q2.授業の録画・録音の際に気をつけていることや意識していることは何ですか?

A.受講生に不快感を与えず映りを良くするために、録画録音時の照明と角度にこだわっています。その理由は自分自身が意識することによって、受講生がオンライン面接などでの映りを考えるきっかけになれば良いなと思っているからです。 

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Q3.1回の授業のスライドがとても丁寧に作られていますが、作成時間はどれくらいですか?


A.去年は1つの授業に対して3時間くらいかかっていましたが、今年はその半分もかからないですね。

Q4.桐生先生が作成している問題テキストの工夫はありますか?


A.問題を作るにあたって、解いていくと自然とレベルアップできるような構成を意識しています。できる感覚をみなさんに感じてもらい、それから次のステップというストーリーで作っています。

Q5.数学が苦手な人にもわかりやすく教えるために、意識していることや工夫していることは何ですか?


A.数学は言葉だけで説明するのは難しいので、パワーポイントの図やアニメーションをたくさん使うように意識しています。あとは身近な例に置き換えた例え話で伝えます。例えば、難しい単元を説明するときに内容のイメージが強く残るように“5文字”でインパクトのある言葉を使っています。最近だと、割合の単元で「“ビル・ゲイツ”の30%の所持金」などの表現です。理由は、すぐにインプットでき、思い出しやすいからです。

Q6.受講生が大勢いる中、授業後いつも一人一人にコメントを送ってくださいますが、授業の感想や質問に返信するのは大変ではないのですか?


A.去年は大変でしたが、好きでやっていることなので苦にはなりませんね。コメント欄を2つ用意して、1つ目は返信しないと決め、2つ目は必ず返信するといった工夫をすることで楽になりました。

Q7.桐生先生は「楽しくわかりやすい授業がモットー」だと聞いていますが、そうするために行っていることはありますか?


A.3つあります。1つ目は、とびっきりの笑顔でお伝えすることです。2つ目は、動きのある授業として身振り手振りを入れたり、ペンタブで画面上に落書きをしたりすることです。最後に3つ目は、受講生に授業を楽しんでもらうために、まず自分自身が楽しむことです。

Q8.最後に、学生へのメッセージをお願いします。

A.何からでも学ぶ姿勢が大事だと思います。単純に授業を受けるのではなく、「この先生はどんなことを考えて授業するのだろう?」「社会に出たときにSPIをどのように使っていこう?」などと深く考えると学びは何十倍も膨らみますし、大学生活がより充実し、かけがえのないものになるはずです。

【取材担当者の感想とメッセージ】

一人一人に向けて語りかけるような指導や全員のコメントに返信するなど、とても学生想いの先生だと感じました。また、図やアニメーションを使って、数学が苦手な人でも理解できるような講義作りをされていました。インタビューにも丁寧に詳しく応えていただき、とことん学生に寄り添う姿勢からたくさん学ぶことがありました。
ぜひSPIの講義を受講してみてください!


担当:徳網・古川・阪本・大谷

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